J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
当時のエイベックスはポスト小室哲哉として五十嵐充に期待していた部分があったと思います(おそらく)。
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『たとえ遠く離れてても・・・』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『たとえ遠く離れてても・・・』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | たとえ遠く離れてても・・・ |
演奏時間 | 5:11 |
作詞 | 五十嵐充 |
作曲 | 五十嵐充 |
編曲 | 五十嵐充 |
『たとえ遠く離れてても・・・』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
everlasting | 6 |
1stアルバム『everlasting』の6曲目に収録。
※『たとえ遠く離れてても・・・』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『たとえ遠く離れてても・・・』はアルバム『everlasting』の6曲目に収録されています。このことにより、#5 『二人で時代を変えてみたい』に続いて連続で長めな日本語タイトルの楽曲が続くことに。
なお、アルバム『everlasting』収録曲の中で日本語タイトルなのはこの2曲のみ。
『たとえ遠く離れてても・・・』というタイトルだけみると、バラードっぽい印象を受けません?こう、遠距離恋愛で思い煩う二人の心情を描いたバラード…的な。
しかしながら本作『たとえ遠く離れてても・・・』、実はリズミカルでポップな楽曲になっています。初期ELTが得意とする、シンセサウンド全開なやつです。
しかも、ほぼイントロなしでサビから始まるので、余計に曲名とのギャップを感じてしまいました。しかも、そのサビの第一声は曲名の「たとえ遠く離れてても」という文言。
…まぁ、もう十数年前に感じた感想になるんですけどね 笑。
あと、ギャップと言えば楽曲の“季節感”ですね。
リズミカルでポップということで、季節感で言えば夏な感じがするんですよね。CDの歌詞カードの写真に映っているELTメンバーが夏っぽい服装をしているというのも原因かもしれませんが。
本作『たとえ遠く離れてても・・・』、そんな夏っぽい雰囲気を醸し出していながら、歌詞中に出てくるのは「冷たい」とか「雪」というワード!
…いやいや、“冬”の歌だったんかーい 笑。
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『たとえ遠く離れてても・・・』収録アルバムレビューリンク
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