個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/君という光

投稿日:2018年4月2日 更新日:

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。

女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。

メンバーが楽曲制作に携わる場合、ボーカルが作詞を担当するケースが多いのがJ-POPですが、『GARNET CROW』はキーボードのAZUKI七が作詞し、ボーカルの中村由利は作曲を担当しています。『GARNET CROW』特有とも言える、少し変わった役割分担ですね。

今回は、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の2曲目、『君という光』のレビューです。

※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW

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『君という光』の全体概要

基本情報

アーティストGARNET CROW
曲名君という光
演奏時間5:10
作詞AZUKI七
作曲中村由利
編曲古井弘人

アニメ”名探偵コナン”とタイアップした14thシングル。

『君という光』収録アルバム

アルバム名トラック#
Crystallize 〜君という光〜2
Best (Disc 2)4
THE BEST History of GARNET CROW at the crest… (Disc 1)14
THE ONE 〜ALL SINGLES BEST〜 (Disc 2)2
GARNET CROW REQUEST BEST (DISC 2)4

オリジナルアルバム『Crystallize 〜君という光〜』の2曲目。このアルバムのサブタイトルに本作の曲名がそのまま使われています。

他にも様々なベストアルバムに収録されています。

※『君という光』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

ヒット作『夢みたあとで』を彷彿とさせる『GARNET CROW』のバラード作品、『君という光』。

本作『君という光』では、”クラゲ”をモチーフにした世界観が描かれています。”クラゲ”を漢字表記すると「海月」なのですが、作中に「海」や「月」といったワードが散りばめられていることと無関係ではないでしょう。

“僕”の比喩が「海」に漂う「海月(クラゲ)」、”君”の比喩が曲名の通り「光」、それも、「月」の「光」でしょうか。

この比喩を踏まえると、2番のサビの歌詞が非常によく練られているなと感じます。

「海」に漂う「海月(クラゲ)」である”僕”は、”君”という「月」の「光」を見つけたときに「僕を知る」と表現しています。”君”という「月」の「光」が「海」に映ることで、”君”は「海の月」になるわけです。つまり、「海の月」となった”君”を見て、「海月(クラゲ)」である”僕”は「僕を知る」…。

漢字を使った言葉遊びと言えばそれまでかもしれませんが、モチーフになった言葉たちがキレイに一つに繋がる、感動的なフレーズだなと思います。

ところで、1番のサビの最初のフレーズ、”君”の「光」によって「呼吸」を始めるような表現があります。ここだけ抜き取ると、クラゲが”光合成”をしているようで幻想的なのですが、本物のクラゲは肉食で光合成はしません。。。

ただ、種類によっては体内に藻類を持つクラゲもいるようで、この種はなんと体内の藻類が行う光合成で生きているようです。本作『君という光』に出てくるクラゲは、実は体内に藻類を保有している種なのかもしれませんね 笑。

『君という光』収録アルバムレビューリンク

※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。