2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
メンバーが楽曲制作に携わる場合、ボーカルが作詞を担当するケースが多いのがJ-POPですが、『GARNET CROW』はキーボードのAZUKI七が作詞し、ボーカルの中村由利は作曲を担当しています。『GARNET CROW』特有とも言える、少し変わった役割分担ですね。
今回は、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の1曲目、『今日の君と明日を待つ』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
『今日の君と明日を待つ』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | 今日の君と明日を待つ |
演奏時間 | 5:09 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | 古井弘人 |
『今日の君と明日を待つ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Crystallize 〜君という光〜 | 1 |
オリジナルアルバム『Crystallize 〜君という光〜』の1曲目。
※『今日の君と明日を待つ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
オリジナルアルバム『Crystallize 〜君という光〜』の1曲目を担っているのが本作『今日の君と明日を待つ』。
歌詞中に「snow」や「winter」という単語が登場しますので、冬をテーマにした楽曲と考えられそうです。
アルバムの1曲目は最初に耳に飛び込んでくる楽曲になりますので、アルバム全体の印象を左右する大事な1曲です。そんな1曲目というポジションに冬をテーマにした楽曲を配置するとなると、アルバム全体の季節感も冬に引きずられてしまいます。
そのため、季節をテーマにしたオリジナルアルバムでもない限り、具体的な季節を連想させる曲をアルバムの1曲目に持ってくるというのは珍しいケースだと思います。しかし、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の他の収録曲を見ると、決して冬を意識した曲で統一されているわけではなさそうです…。
上記のことを踏まえると、冬をテーマにした『今日の君と明日を待つ』をアルバムの1曲目にわざわざ配置した理由を見つけるのが少々難しいな、と感じています。
一方で、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』のタイトルにある“Crystallize”というワードからは”雪の結晶”を連想できます。
アルバムの季節感を意識して冬をテーマにした『今日の君と明日を待つ』を1曲目に配置しているわけではなく、”Crystallize”というワードから連想できる楽曲として、冬をテーマにした『今日の君と明日を待つ』を1曲目に配置している、そう考えるほうが自然ですかね。
『今日の君と明日を待つ』収録アルバムレビューリンク
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