2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET CROW』の魅力です。世間的には地味なイメージを持たれてそうですが、楽曲はとても味わい深くて、飽きずに長くお付き合いできますよ。
今回は、アルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の6曲目、『Last love song』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
『Last love song』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | Last love song |
演奏時間 | 3:27 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | 古井弘人 |
7thシングル。
『Last love song』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜 | 6 |
Best (Disc 1) | 10 |
THE BEST History of GARNET CROW at the crest… (Disc 1) | 7 |
THE ONE 〜ALL SINGLES BEST〜 (Disc 1) | 7 |
GARNET CROW REQUEST BEST (DISC 2) | 16 |
オリジナルアルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の6曲目に収録。
他にも様々なベストアルバムに収録されています。
※『Last love song』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
“ソファー”をキーワードに物語を描いた1曲、『Last love song』。
同棲の始まりを歌った楽曲でしょうかね。海外から取り寄せた「シングルのソファー」が同棲用の部屋にたどり着いたというシーンを歌った曲のように思えます。
このソファーに二人で座りながら、祈りを捧げる…。私の読み取りが正しければ、なかなか新しい視点のラブソングではないでしょうか。
ソファーに焦点を当てて曲の物語を構成するという視点も『GARNET CROW』らしいのですが、後半に登場する“まだ見ぬ終わり”に対して思いを馳せるところもまた、『GARNET CROW』らしさを感じます。
“まだ見ぬ終わり”を思い、今感じている喜びを100%全力で味わいきれていない様子を表現しているように思います。
そこが本作『Last love song』の切ないポイントですかね。
『夢みたあとで』などに比べると地味な印象のある1曲ですが、『GARNET CROW』らしさが詰まったラブソングという意味では、一聴の価値ありです。
『Last love song』収録アルバムレビューリンク
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW