2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。
以降、あまり良くないイメージを払拭しきれないところはありますが、おしゃれなサウンドに乗せたラップとキャッチーなサビを持つ、当バンドの楽曲の魅力は色褪せません。
いつかもう一度、年末の晴れ舞台へ立つことはできるのか…!?
今回は、『市民野郎』の個別楽曲レビューです。
※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。
『市民野郎』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゲスの極み乙女。 |
曲名 | 市民野郎 |
演奏時間 | 3:26 |
作詞 | 川谷絵音 |
作曲 | 川谷絵音 |
編曲 | ? |
『市民野郎』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
みんなノーマル | 3 |
『ゲスの極み乙女。』メジャー1stミニアルバム(インディーズも含めると3rdミニアルバム)『みんなノーマル』の3曲目に収録。
※『市民野郎』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
バカ野郎、コノ野郎、クソ野郎…私の思いつく限りですが、”○○野郎”って言葉は、相手を罵るときに使うイメージがあります。
そういう意味で、本作『市民野郎』という曲名は、市民に対してケンカを売ってゆくスタイルを表現しているものと解釈できそうです。こういうの、私は嫌いじゃないです。ロックな感じがしていいじゃないですか!
…しかし、誰にケンカを売っているのか、歌詞が詩的過ぎてイマイチわからず…。なんとなく、不満をぶつけている感は伝わってくるんですけども。
私の読解力不足が原因だということは大いにあり得るんですが、そこは一旦棚に上げておくとすると、聴き手は『ゲスの極み乙女。』といっしょになって市民にケンカを売りにいく立場でいればいいのか、はたまた、『ゲスの極み乙女。』からイチ市民としてケンカを売られている立場なのか、そこがはっきりしないんです。うーん。
この手のケンカを売りに行くスタイルの曲は、バンド側に共感して、聴き手側もいっしょにケンカを売る側に回れれば楽しめるんですけどね。
というか、曲名だけでケンカを売りに行く曲と勝手に解釈していますが、そもそもその前提から間違っている可能性もあります。
そうであるならば、上記内容は全て妄言ってことになってしまいますね 笑。
あと、歌詞に「ニュースキャスター」というワードが出てきますが、本作『市民野郎』が世に出たのは例の不倫騒動の前になります。
バンドメンバーのプライベートとバンドの作品を重ねることはあまりしたくないんですが、例の騒動の最中、きっと川谷絵音は、「ニュースキャスター」に対して本作『市民野郎』のことが頭をよぎったんじゃないかな…。
Amazonで試聴できます。
『市民野郎』収録アルバムレビューリンク
※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。