90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
シングル、アルバムともにミリオンヒットを連発し、商業的な成功という意味においては、『GLAY』のデビューをプロデュースしたあのYOSHIKI率いる『X JAPAN』を超えたと言っても過言ではないでしょう。(もちろん、CDがたくさん売れた方が偉いとか、そういった話をつもりはないです。あくまで数字的な観点で。)
今回は、『GLAY』の楽曲、『a Boy〜ずっと忘れない〜』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『a Boy〜ずっと忘れない〜』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | a Boy〜ずっと忘れない〜 |
演奏時間 | 4:50 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY& 佐久間正英 |
10thシングルの表題曲。
『a Boy〜ずっと忘れない〜』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
BELOVED | 8 |
DRIVE-GLAY complete BEST (DISC 1) | 6 |
-Ballad Best Singles- WHITE ROAD | 8 |
THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜 (Disc 1) | 11 |
REVIEW II -BEST OF GLAY- (TAKURO盤) | 11 |
オリジナルアルバム『BELOVED』の8曲目に収録。
様々なベストアルバムに収録されていますが、売れに売れたベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』には未収録。
※『a Boy〜ずっと忘れない〜』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
バラードベスト『-Ballad Best Singles- WHITE ROAD』に収録されているものの、実態はミディアム系の楽曲で、世間一般の持つバラードソングのイメージとは異なる1曲なのが、本作『a Boy〜ずっと忘れない〜』。
この楽曲ですが、『GLAY』のシングル表題曲にしてはサビの盛りあがりに欠ける印象があります。
そんな地味な楽曲のせいかはわかりませんが、9thシングル『BELOVED』が80万枚以上を売り上げたものの、10thシングルの本作は30万枚にも満たない程度の売り上げに終わりました。
上述の通り、シングルの割になにかと地味で目立たない作品なのですが、地味だからといって駄作というわけでありません。
少年時代を振り返り、ノスタルジックに浸りながらも今を生きていく…そんなテーマを持った楽曲で、スルメ曲タイプですね。”a boy(少年)”と曲名についていますが、”少年の気持ち”そのものを歌ったわけでは無く、少年時代を振り返る”大人”を歌った内容というわけです。
副題の「ずっと忘れない」はそういう背景からつけられたものと思われます。
『a Boy〜ずっと忘れない〜』収録アルバムレビューリンク
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY