90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
耳馴染みの良いポップなメロディーと奇を衒わない素直な言葉で、J-POPの王道ともいえる音楽を世に繰り出し、人々を魅了してきました。
一方、類まれなる商業的な成功を収めたがために成功者ゆえの苦悩を歌った楽曲も存在します。こういった、少し影のある姿を時折見せてくれるのも、『GLAY』の魅力の一つですよね。
今回は、『GLAY』の個別楽曲『ビリビリクラッシュメン』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『ビリビリクラッシュメン』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | ビリビリクラッシュメン |
演奏時間 | 4:33 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | JIRO |
編曲 | GLAY& 佐久間正英 |
ベース担当のJIROが作曲。
アルバム『pure soul』の中ではTAKUROが作曲をしていない唯一の作品です。
『ビリビリクラッシュメン』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
pure soul | 2 |
DRIVE-GLAY complete BEST (DISC 2) | 3 |
オリジナルアルバム『pure soul』の2曲目に収録。
ベストアルバム『DRIVE-GLAY complete BEST』には同じJIRO作曲の『SHUTTER SPEEDSのテーマ』とともに収録されています。
※『ビリビリクラッシュメン』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
いつもの優しい『GLAY』ではなく、ちょっとやさぐれた『GLAY』が垣間見れる1曲、『ビリビリクラッシュメン』。
JIROの作曲したロックンロールなメロディーと、TAKUROのやさぐれた言葉の組み合わせの相性の良さに驚きです。
『ビリビリクラッシュメン』というインパクトのある曲名がまず目を引きますよね。
…が、歌詞には「ビリビリ」も「クラッシュ」も登場しません。。。”曲の雰囲気で『ビリビリクラッシュメン』を感じろ!”ということでしょうか。
だとすると、もしかしたら作曲したJIROが作詞担当のTAKUROに曲名をオーダーしたのかもしれませんね。”この曲は、『ビリビリクラッシュメン』ってタイトルだから、そんな感じの歌詞をつけてよ”って。
…いや、それはないか 笑。
あと、サビの歌詞で唐突に出てくる「New York」という言葉が気になってしまいます。AメロもBメロも特に「New York」を思い起こすような雰囲気はないんですけどね。
この唐突な「New York」の当時に、1998年当時『GLAY』が海外進出するといった計画でもあったのかと疑ってしまいます。”日本の音楽シーンは完全制覇した!次は世界だ!”って。
…いや、それはないか 笑(2回目)。
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『ビリビリクラッシュメン』収録アルバムレビューリンク
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