90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
デビューが『X JAPAN』のYOSHIKIプロデュースだったこともあり、ヴィジュアル系というカテゴリーに分類されることが多いバンドですが、音楽性は完全にJ-POPのそれ。
メンバー間の仲の良さがにじみ出る優しい楽曲に心癒された方も多いのではないでしょうか。
今回は、『GLAY』の楽曲、『グロリアス』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『グロリアス』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | グロリアス |
演奏時間 | 4:53 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY & 佐久間正英 |
8thシングル。
本作『グロリアス』で『GLAY』はシングル初のオリコントップ10入りを果たしました(最高4位を獲得)。
この頃はTERUがまだ長髪でしたね。
『グロリアス』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
BEAT out! | 9 |
REVIEW-BEST OF GLAY | 1 |
DRIVE-GLAY complete BEST (DISC 1) | 5 |
THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜 (Disc 1) | 9 |
REVIEW II -BEST OF GLAY- (TERU盤) | 3 |
オリジナルアルバム『BEAT out!』の9曲目に収録。
その後、多くのベストアルバムに収録されました。
※『グロリアス』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『グロリアス』って曲名、“グロテスク”って言葉とパッと見が似ているし、ヴィジュアル系バンドの楽曲ってことから、ヘビーで激しい曲かと思いきや…その正体はとっても優しいJ-POPです。
…まぁ、『GLAY』が万人向けの大衆ロックバンドって知れ渡っているので、今更そんな印象を抱く人はいないですよね 笑。
本作『グロリアス』、8ビートに乗せてセンチメンタルでノスタルジックな世界観を歌うという、『GLAY』の王道ソングです。
『GLAY』のヒット曲という意味では、ミリオンヒットを記録した『Winter,again』、『誘惑』、『HOWEVER』辺りが代表的ですが、このバンドの”王道とは?”という観点で見ると、本作『グロリアス』に一票を入れたいですね。
しかし、ベストアルバム『DRIVE-GLAY complete BEST』の収録曲を決める際に行われた投票では、本作『グロリアス』はTOP20にも入らず…。私が勝手に王道と思っているだけで、意外とファンの間では王道と思われていないのかもしれません…。
あと、8ビートの素直な曲調ではありますが、展開は大サビあり、Cメロありの豪華な作りになっています。
そしてこの豪華な展開の中、どのブロックを切り取ってもポップで覚えやすいメロディーを乗せているのは、さすが『GLAY』と思わせてくれます。
『グロリアス』収録アルバムレビューリンク
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY