90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春をバンドにささげたロックキッズなら誰もが夢みる妄想を現実のものにしてしまったバンドと言えるでしょう。
もちろん、その成功の裏には我々の理解を超えた数々の苦悩があったのでしょうが…。
今回は、『GLAY』の楽曲、『真夏の扉』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『真夏の扉』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | 真夏の扉 |
演奏時間 | 5:07 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY & 土屋昌巳 |
2ndシングル。編曲に土屋昌巳が参加。
アニメ”ヤマトタケル”の主題歌になっています。
『真夏の扉』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
灰とダイヤモンド | 1 |
SPEED POP | 9 |
THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜 (Disc 1) | 2 |
インディーズ盤の『灰とダイヤモンド』が最初の収録。ただし、こちらはシングルとはアレンジが異なっており、”GLAY VERSION”というサブタイトルがついています。
その後、シングル版がオリジナルアルバム『SPEED POP』に収録されました。
※『真夏の扉』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『真夏の扉』という曲名ながら夏に関する季語は登場せず、季節感が感じられない1曲。曲名だけ見ると”スカッとした青空と太陽”をイメージしてしまいますが、そういう“真夏”っぽい風景描写はありません。
この楽曲のいったいどの辺が”真夏”なのか、初めて聴いたときは謎に思いましたし、あれから何年も経った今でも謎のままです 笑。
あえて言えば、繰り返し出てくる「OPEN THE NEW GATE」というフレーズの前向きさが”真夏”っぽいかな…無理やりですが。
そんな本作『真夏の扉』、“ノリのいいビート”と“キャッチーなメロディー”が揃った『GLAY』らしい楽曲なのは間違いないです。
1stシングル『RAIN』はYOSHIKIプロデュースの例外的変化球でしたので、2ndシングルの本作『真夏の扉』から『GLAY』の本領発揮というところでしょうかね。
ただ、この楽曲のベストアルバムの収録回数はかなり少なめ。次作の3rdシングル『彼女の“Modern…”』の方が圧倒的にベストアルバムに収録されていますので、『GLAY』的には本作『真夏の扉』の出来栄えにあまり満足いってなかったのかもしれません。
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『真夏の扉』収録アルバムレビューリンク
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