90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
『GLAY』の商業的全盛期はTAKUROがメインコンポーザーとしてシングルA面楽曲の全てを作詞作曲していましたが、2010年代になって他のメンバーの作品もシングルの顔を飾るようになりました。
変化を続ける『GLAY』の今後がこれからも楽しみですね。
今回は、『GLAY』の楽曲、『Miki Piano』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『Miki Piano』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | Miki Piano |
演奏時間 | 5:14 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY& 佐久間正英 |
『Miki Piano』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
BEAT out! | 11 |
オリジナルアルバム『BEAT out!』の11曲目に収録。本作『Miki Piano』が『BEAT out!』の最終トラックになります。
※『Miki Piano』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『BEAT out!』の最後を飾るのは、しっとりしたアコースティック楽曲『Miki Piano』。曲名通り、『GLAY』の楽曲として初めてピアノをメインに据えた楽曲です。
ピアノの使用はありませんが、このアコースティックな聴き心地はインディーズアルバム『灰とダイヤモンド』の#10 『if〜灰とダイヤモンド〜』に似ている感じがします。
どちらもアルバムの最終トラックを飾る楽曲ですね。
使用楽器の数は本作『Miki Piano』の方が多めですが、それでも『GLAY』にしては少ない方。こういった隙間の多い音像空間を背景にすると、TAKUROの紡ぐメロディーの美しさとTERUの声の良さが際立ちますね。『GLAY』のおいしいところを一番わかりやすい形で届けている楽曲と言えそうです。
本作『Miki Piano』のような楽曲がアルバムにあることで収録曲に多様性が生まれ、アルバム全体を通して聴いたときに立体感が出てきます。
一方で、『if〜灰とダイヤモンド〜』、『Miki Piano』ともロックバンドらしからぬアレンジとも捉えられますので、”ちょっと物足りない”という感想が出るのも理解できます。
特に、本作『Miki Piano』が収録されいてるアルバム『BEAT out!』は序盤かなり飛ばしますからね。そんな流れで音数が少なく、スローテンポな本作を聴くと、より一層”物足りない”という感想を持ちやすいかもしれません。
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『Miki Piano』収録アルバムレビューリンク
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