90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
デビューが『X JAPAN』のYOSHIKIプロデュースだったこともあり、ヴィジュアル系というカテゴリーに分類されることが多いバンドですが、音楽性は完全にJ-POPのそれ。
メンバー間の仲の良さがにじみ出る優しい楽曲に心癒された方も多いのではないでしょうか。
今回は、『GLAY』の楽曲、『More than Love』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『More than Love』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | More than Love |
演奏時間 | 4:47 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY & 佐久間正英 |
『More than Love』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
BEAT out! | 1 |
REVIEW-BEST OF GLAY | 4 |
オリジナルアルバム『BEAT out!』の1曲目に収録。
そして、非シングル曲ながらも売れに売れた『GLAY』のベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』に収録曲の一つとして選出されています。
※『More than Love』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『BEAT out!』という名前のついたアルバムの1曲目らしく、力強いドラミングがオープニングを飾る『More than Love』。
オープニングのドラミングを引き継ぎ、ヘビーなギターリフが繰り出されるイントロ。”これは、すごく激しめのロックな曲じゃなかろうか!”と思わせておいて、「More than Love♪」と優しいポップなコーラスで歌パートの幕が上がるというのが『GLAY』らしいです。
いや、なんかバカにしたような表現をしてしまったかもしれませんが、実際はかっこいい曲なんですよ。
でも、“不良になりきれない、本当は優しい中学生男子”と言いますか、ロックな楽曲でありながら、『GLAY』というバンドの持つ優しさがどうしてもにじみ出てしまい、尖り切れていないような印象も受ける楽曲なんですよね。
ある意味、天性のポップセンスがなせる業なんだろうなと思います。
あと、90年代中盤の曲なので仕方ないかもしれませんが、歌詞に出てくるワードにことごとく古さを感じます 笑。
ただ、アルバム『BEAT out!』のリリースから20年以上もたった今ですので、この年代の楽曲をJ-POPロックのクラシックとして聴くこともできるのではないでしょうか。
そう思って聴けば、これって一周回っておしゃれなのかも。
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『More than Love』収録アルバムレビューリンク
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