90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
耳馴染みの良いポップなメロディーと奇を衒わない素直な言葉で、J-POPの王道ともいえる音楽を世に繰り出し、人々を魅了してきました。
一方、類まれなる商業的な成功を収めたがために成功者ゆえの苦悩を歌った楽曲も存在します。こういった、少し影のある姿を時折見せてくれるのも、『GLAY』の魅力の一つですよね。
今回は、『GLAY』の個別楽曲『SOUL LOVE』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『SOUL LOVE』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | SOUL LOVE |
演奏時間 | 4:27 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY& 佐久間正英 |
『誘惑』と同日リリースされた14thシングル。どちらも仲良くミリオンヒットを記録。
『SOUL LOVE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
pure soul | 4 |
DRIVE-GLAY complete BEST (DISC 1) | 10 |
-Ballad Best Singles- WHITE ROAD | 3 |
THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜 (Disc 2) | 2 |
REVIEW II -BEST OF GLAY- (TAKURO盤) | 7 |
オリジナルアルバム『pure soul』の4曲目に収録。
『pure soul』と『-Ballad Best Singles- WHITE ROAD』にはアルバムバージョンが収録されています。アルバムバージョンとシングルバージョンの違いはギターソロ前の「wow…」があるか無いかだけです(多分)。
※『SOUL LOVE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
TAKUROが非常に短時間で作ったと、確かMステで言ってた『SOUL LOVE』。
仮に10分で作ったとして、その曲がミリオンヒットしたわけですから、そこから発生する収入を時給換算すると恐ろしい労働効率です。生産性が課題だと言われている日本企業は見習わなければならないかもしれません。
(作詞作曲の印税収入が〇%だから…などと具体的に計算しだすと明日会社に行く気がなくなりますので止めておきましょう 泣)
本作『SOUL LOVE』、バラードベストに収録されていますが、いわゆる”スローテンポな感動ソング”ではなく、割とアップテンポで軽快なラブソングになっています。
ラブソングといってもいろいろな種類がありますが、『SOUL LOVE』は恋のソワソワ感を描いた1曲だと言えるでしょう。
イントロやAメロなんか特にそうですね。繰り返されるアルペジオと同じ音を連ねる歌メロが、”動きたいけど動けない”という、まさに恋のソワソワした感情を演出しているように聴こえます。
『GLAY』のラブソングといえば『HOWEVER』や『ずっと2人で…』のような、結婚式で歌っても間違いじゃない楽曲が有名かと思いますが、本作『SOUL LOVE』のような切り口のラブソングもさすがの仕上がりです。
…しかし、アラサーにもなって恋のソワソワ感なんて文字列を打ち込むことがあるとは思いませんでしたよ 笑。
自分のブログなんで好きなこと書けばいいのでしょうが、年齢的に使うのを少々ためらうフレーズでした 笑。
『SOUL LOVE』収録アルバムレビューリンク
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