伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。
カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。
『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。
今回は、個別楽曲『FROZEN BUG ’93 (DIGGERS VERSION)』のレビューです。
※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide
目次
『FROZEN BUG ’93 (DIGGERS VERSION)』の全体概要
基本情報
アーティスト | hide |
曲名 | FROZEN BUG ’93 (DIGGERS VERSION) |
演奏時間 | 4:45 |
作詞 | hide |
作曲 | MxAxSxS |
編曲 | hide |
『hide』の他、『LUNA SEA』のJとINORANが参加した音楽ユニット『MxAxSxS』の『FROZEN BUG』が原曲。
原曲の『FROZEN BUG』はビクターエンタテインメントがリリースしたオムニバスアルバム『DANCE 2 NOISE 004』に収録されています。
『FROZEN BUG ’93 (DIGGERS VERSION)』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
HIDE YOUR FACE | 9 |
KING OF PSYBORG ROCK STAR | 4 |
オリジナルアルバム『HIDE YOUR FACE』の9曲目に収録。
※『FROZEN BUG ’93 (DIGGERS VERSION)』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『FROZEN BUG ’93 (DIGGERS VERSION)』、『MxAxSxS』の『FROZEN BUG』をアルバム『HIDE YOUR FACE』バージョンに仕立てた作品といったところでしょうか。
ギタリスト二人(hideとINORAN)&ベーシスト(J)の音楽ユニットが生んだ楽曲らしく、歌よりもサウンドで聴かせるという作品ですね。イントロから耳に残る縦を合わせたバンドサウンドの気持ち良さが聴きどころという感じがします。
“縦を合わせたバンドサウンドの気持ち良さ”という観点で見れば、『X JAPAN』というより『LUNA SEA』っぽさが反映されているのかもしれません。『TRUE BLUE』とか『SLAVE』とか、縦を合わせた気持ち良さがクセになる楽曲が『LUNA SEA』にはたくさんありますよね。あのイメージです。
一方、打ち込みっぽい機械的なパーカッションや時々入るズクズクギターは『hide』らしいと感じるところです。ボーカルが『hide』なところも、当たり前ですが『hide』のソロ楽曲らしさを感じる大きなポイントです。
曲の核心部分で『LUNA SEA』っぽさを出しつつ、それを『hide』らしさでコーティングした楽曲が本作『FROZEN BUG ’93 (DIGGERS VERSION)』なんじゃないかなと私個人は感じています。
原曲と合わせて、是非とも確認してみてください。
Amazonで試聴できます。
『FROZEN BUG ’93 (DIGGERS VERSION)』収録アルバムレビューリンク
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