伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。
カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。
『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。
今回は、個別楽曲『T.T.GROOVE』のレビューです。
※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide
『T.T.GROOVE』の全体概要
基本情報
アーティスト | hide |
曲名 | T.T.GROOVE |
演奏時間 | 0:31 |
作詞 | hide |
作曲 | hide |
編曲 | hide |
インスト曲。
本作『T.T.GROOVE』がアルバム『HIDE YOUR FACE』収録曲の中で最も演奏時間の短い楽曲です。
曲名に出てくる”T.T.”という文字列ですが、本作『HIDE YOUR FACE』のレコーディングに参加した海外ミュージシャンTerry John BozzioとTM Stevensが由来と思われます。
『T.T.GROOVE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
HIDE YOUR FACE | 10 |
オリジナルアルバム『HIDE YOUR FACE』の10曲目に収録。
※『T.T.GROOVE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
演奏時間わずか30秒程度の短いインスト楽曲。
インスト楽曲とは言え、イントロやサビ等があるわけではありません。スタジオでバンドがジャムセッションしている様子を一部切り取ったかのような、そんな作品になっています。
そういう意味では、本作『T.T.GROOVE』を”楽曲”と表現するのも、なんだか違うような気もしますね 笑。
アルバム『HIDE YOUR FACE』における本作『T.T.GROOVE』の立ち位置を考えると、この楽曲を境に“アルバムの後半へ突入”という感じがします。というのも、『HIDE YOUR FACE』はインスト楽曲を区切りとして”前半”、”中盤”、”後半”の3つに分けられるからです。
初っ端の#1 『PSYCHOMMUNITY』がインストで、#2 『DICE』~#5 『D.O.D. [DRINK OR DIE]』までが前半。インストの#6 『CRIME OF BREEN St.』を挟んで、#7 『DOUBT (REMIX VERSION)』~#9 『FROZEN BUG ’93 (DIGGERS VERSION)』までが中盤。再び#10にインストの本作『T.T.GROOVE』が来て、#11 『BLUE SKY COMPLEX』以降が後半、という感じ。
前半、中盤、後半、それぞれに含まれる曲数は多少のバラつきがありますが、インスト楽曲を区切りとして考えると、このようにアルバム『HIDE YOUR FACE』を3つに分けられるのです。
“だから何だ?”と言われればそれまでですが、アルバム『HIDE YOUR FACE』には歌モノもインストもバランスよく配置されていることの一つの証左になるかなと思った次第です。
Amazonで試聴できます。
『T.T.GROOVE』収録アルバムレビューリンク
※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide