個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/Foxy Blue Love

投稿日:2019年2月25日 更新日:

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!

このバンドを紹介する際、当たり前のように『THE YELLOW MONKEY』と打ち込んでいるわけですが、よく考えるとこの言葉って、元は東洋人を差別する言葉なわけで。

もしGoogle先生がこのバンド名を差別表現にあたると分類し始めたら、『THE YELLOW MONKEY』の記事をバンバン上げている私のサイトはインターネット上から抹消されるでしょう。…そのときは、お察しください。

今回は、アルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』の8曲目、『Foxy Blue Love』レビューです。

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

red-fox

『Foxy Blue Love』の全体概要

基本情報

アーティストTHE YELLOW MONKEY
曲名Foxy Blue Love
演奏時間4:43
作詞吉井和哉
作曲吉井和哉
編曲THE YELLOW MONKEY

『Foxy Blue Love』収録アルバム

アルバム名トラック#
THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE8
TRIAD YEARS THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY (act II)7

オリジナルアルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』の8曲目に収録。

※『Foxy Blue Love』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

アルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』収録曲の中でも特にハイテンションな楽曲、『Foxy Blue Love』。

サビ始まりという構成も同アルバム唯一ですね。初期イエモン楽曲特有の女性コーラスもありと、リスナーのテンションを上げる要素がふんだんに盛り込まれています。

キャッチーなサビに耳を奪われがちですが、その他のブロックも実はけっこう手の込んだ作りになっているのが本作『Foxy Blue Love』の特徴。

Aメロひとつ取ってみても、ギターを抑えめにドラムの手数で聴かせる部分と、ボーカルとギターの掛け合いで楽しく聴かせる部分を交互に繰り返し、緩急のある構成になっています。

それから、最後のサビを迎える前のギターソロとCメロの部分。なんとここだけで1分以上も尺を取っています。ギターソロが右から左から聴こえてきたり、Cメロのリズムパターンを途中で変えてみたりと、リスナーを退屈させない仕掛けがたくさん用意されているブロックでもありますね。

本作『Foxy Blue Love』、上述の通り聴いていて楽しい楽曲ではあるのですが、”お気に入りですか?”と問われると、素直に”Yes”と答えられないのもまた事実…。

私個人としては、イエモンの楽曲には“イエモンでしか聴けない胸に刺さる言葉”を望んでいるのだと思います。そして、本作『Foxy Blue Love』では単純にそれが聴けなかった(見つけられなかった)と。

なので、私のお気に入りリストには、残念ながらこの楽曲は入っていないのです。。。繰り返しですが、聴いていて楽しい楽曲なんですけどね。

Amazonで試聴できます。

『Foxy Blue Love』収録アルバムレビューリンク

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】ポルカッドットスティングレイ/極楽灯

2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!! 影ながら活動を応援していましたが、2017年11月にとうとうメジャーデビューを果 …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/Good for nothing

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/「天と地」と「0と1」と

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 2006年突如解散してしまいましたが、最近になってライブを開催してみたりファンクラブを再始動させたりと …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/IN MY DREAM (WITH SHIVER)

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 後世に与えた音楽的影響度もさることながら、ファンのことを“SLAVE&#822 …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/Hometown

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。