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【個別楽曲レビュー】黒夢/SICK

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ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。

メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカルの清春とベースの人時の二人で活動していくことになります。2010年の復活後もその体制は変わっていません。

今回は、『黒夢』の楽曲、『SICK』のレビューです。

※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢

『SICK』の全体概要

基本情報

アーティスト黒夢
曲名SICK
演奏時間3:31
作詞清春
作曲人時
編曲黒夢

初出はアルバム『Cruel』の収録。

その後、9thシングル『NITE & DAY』のカップリング曲に”-1997 BURST VERSION-“として再録されました。

『SICK』収録アルバム

アルバム名トラック#
Cruel2
EMI 1994〜1998 BEST OR WORST 【HARD DISK】14
黒夢コンプリート・シングルズ (B-disc)10

アルバム『Cruel』の2曲目に収録。

『EMI 1994〜1998 BEST OR WORST』、『黒夢コンプリート・シングルズ』には『NITE & DAY』のカップリング曲となった”-1997 BURST VERSION-“が収録されています。

※『SICK』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

アルバム『Cruel』において攻撃的な#1 『CHANDLER』に続き、その手を緩めることなく投下される本作『SICK』。

AメロBメロで聴けるシャウト混じりのむき出しな攻撃性は#1 『CHANDLER』の流れを汲む感じですが、サビのメロディアスかつ病的なヒステリックさが本作『SICK』の気持ちいいところですね。

AメロBメロをめちゃめちゃに散らかしながらも、サビにキャッチーなメロディーを置いてまとめるという構成は、ある種ヴィジュアル系的楽曲のお手本と言えるかもしれません。

初出のアルバム『Cruel』のリリースから約3年後、”-1997 BURST VERSION-“として生まれ変わり、9thシングル『NITE & DAY』のカップリング曲に収録されています。

もともと攻撃的な本作『SICK』でしたが、”-1997 BURST VERSION-“はより攻撃性に特化した作りに。

原曲のメロディアスで気持ち良かったサビが攻撃的なサウンドに埋もれてしまっているように聴こえるのは少々残念ですが、”-1997 BURST VERSION-“の有無を言わさないオラオラ感も、これはこれで病みつきになります(『SICK』だけに)。

Amazonで試聴できます。

『SICK』収録アルバムレビューリンク

※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。