個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】黒夢/カマキリ

投稿日:2020年2月6日 更新日:

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。

メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカルの清春とベースの人時の二人で活動していくことになります。2010年の復活後もその体制は変わっていません。

今回は、『黒夢』の楽曲、『カマキリ』のレビューです。

※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢

『カマキリ』の全体概要

基本情報

アーティスト黒夢
曲名カマキリ
演奏時間3:23
作詞清春
作曲人時
編曲黒夢 & 佐久間正英

初出はアルバム『feminism』の収録。

その後、10thシングル『Spray』のカップリング曲に”-1997 BURST VERSION-“として再録されました。

『カマキリ』収録アルバム

アルバム名トラック#
feminism12
EMI 1994〜1998 BEST OR WORST 【HARD DISK】13
黒夢コンプリート・シングルズ (B-disc)11

アルバム『feminism』の12曲目に収録。

『EMI 1994〜1998 BEST OR WORST』、『黒夢コンプリート・シングルズ』には『Spray』のカップリング曲となった”-1997 BURST VERSION-“が収録されています。

※『カマキリ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

所属レーベルの東芝EMIを強烈に皮肉った1曲が本作『カマキリ』。

とにかく『カマキリ』という4文字の曲名が非常に印象的ですよね。初出はアルバム『feminism』ですが、ずらっと並んだアルバム収録曲名の中でもひときわ存在感のある字面です。

『カマキリ』という4文字を見ると、嫌でもあの攻撃的でグロテスクな昆虫の姿が頭に浮かんできます。このように、”文字を見ただけで具体的なイメージが描かれる”というのが『カマキリ』という曲名の印象深さの理由でしょうか。

そんな本作『カマキリ』、曲中では”大事なものを無慈悲に奪い去っていく存在”として描かれています。

楽曲の端々で匂わされている商業主義への嫌悪感から、『カマキリ』=”東芝EMI”の比喩と考えるのが妥当でしょう。そんな『カマキリ』の「獲物」は”『黒夢』の楽曲”といったところでしょうか。

大切な楽曲を商業主義的都合で振り回す東芝EMIを「獲物」をむさぼる『カマキリ』として例える皮肉。本作『カマキリ』にはそんな訴えが込められているように思います。

本作『カマキリ』ですが、アルバム『feminism』のリリースから約2年後、”-1997 BURST VERSION-“として10thシングル『Spray』のカップリング曲に再録されました。

こちらは『カマキリ』という文字の持つ強烈な印象をそのまま音にしたかのような、手加減抜きの攻撃性を楽しめます。そういう意味では、”-1997 BURST VERSION-“の方が原曲よりも”『カマキリ』らしい”と言えるかもしれませんね。

Amazonで試聴できます。

『カマキリ』収録アルバムレビューリンク

※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢

-個別楽曲レビュー
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】hide/MISERY

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。 カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/SO YOUNG

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 流行りに左右されない、媚びないロックサウンドが大好きです!! 復活してからも、変わらずにギラギラした妖しいロックを奏でていって …

【個別楽曲レビュー】B’z/LOVE PHANTOM

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。 『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティ …

【個別楽曲レビュー】GLAY/GROOVY TOUR

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 シングル、アルバムともにミリオンヒットを連発し、商業的な成功という意味においては、『GLAY』のデビューをプロデュー …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/VERMILION HANDS

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! ギラギラした妖しい容姿、歌謡曲風の曲調、核心を突いた歌詞…そのどれもが絶妙なバランスの上に成り立つ唯一無二のバンドです。 一度 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。