2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
シングルのリリースはあったものの、2018年7月現在、未だに復活後のオリジナルアルバムが発表されていません(*)。過去の名盤たちを超える作品を作るために時間をかけているものと信じて待っていたいですね。
(*)追記:『9999』が2019/4/17に発売されました!
今回は、アルバム『PUNCH DRUNKARD』の12曲目、『離れるな』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『離れるな』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | 離れるな |
演奏時間 | 6:18 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
15thシングル。アルバム『PUNCH DRUNKARD』からのシングルカット。
『離れるな』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
PUNCH DRUNKARD | 12 |
GOLDEN YEARS Singles 1996-2001 | 5 |
オリジナルアルバム『PUNCH DRUNKARD』の12曲目に収録。
※『離れるな』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
15thシングルとしての『離れるな』を見ると、久しぶりのオリコンシングルランキングTOP10入りを逃してしまい、商業的にはあまり奮わなかった作品という位置づけ。
表題曲の『離れるな』もカップリングの『ゴージャス』もアルバム『PUNCH DRUNKARD』からのシングルカットですので、仕方ない結果と言えばそうなのかもしれません。アルバムを持っている人にとっては、わざわざこのシングルを買う理由が乏しいですから。
ただ、”シングルカット=売上が見込めない”という方程式が常に成り立つわけでもありません。反例は『SMAP』の『世界に一つだけの花』ですね。日本の音楽史に残るほどの大ヒットを記録したこの曲は、実はアルバムからのシングルカットです。
さて、そんな背景を持った本作『離れるな』ですが、楽曲自体は私の好みド真ん中。
オープニングの『離れるな』と連呼するフレーズからして大好きです。一度聴いたら忘れられないくらい非常にキャッチー。このフレーズのメロディーは、『離れるな』という言葉に対して世界で一番似合うメロディーなんじゃないかと思うくらいです。
そして、こんなにもキャッチーなメロディーとフレーズでありながら、楽曲の構成で言えばこの部分はBメロに相当するというのもおもしろいですね。オープニングで登場する上に曲名を連呼しているものだから、”これがこの曲のサビか”とリスナーに思わせておきながら、1番を聴いていくと実は別のサビが存在していることに気付かされるという展開。
というわけで、本作『離れるな』、シングルの売り上げだけ見て失敗作扱いせず、楽曲そのものの素晴らしさに耳を傾けてほしい作品です!
『離れるな』収録アルバムレビューリンク
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY