女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。
1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に解散しました。『JUDY AND MARY』と同時期に解散した多くのバンドが再結成を遂げ続ける中、このバンドは復活の気配すら感じられないまま今に至っています。
今回は、『JUDY AND MARY』の楽曲、『ドキドキ』のレビューです。
※『JUDY AND MARY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/JUDY AND MARY
『ドキドキ』の全体概要
基本情報
アーティスト | JUDY AND MARY |
曲名 | ドキドキ |
演奏時間 | 4:23 |
作詞 | YUKI |
作曲 | 恩田快人 |
編曲 | JUDY AND MARY |
『JUDY AND MARY』の8thシングル。
『ドキドキ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
MIRACLE DIVING | 6 |
FRESH | 10 |
The Great Escape -COMPLETE BEST- (DISC 02) | 8 |
COMPLETE BEST ALBUM「FRESH」 (DISC 01) | 10 |
メジャー3rdアルバム『MIRACLE DIVING』の6曲目に収録。
※『ドキドキ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
洋楽の訳詞のような単語と、大人になりつつある少女が抱くノスタルジックな感情、それらをキャッチーなメロディーに乗せた初期『JUDY AND MARY』らしい楽曲『ドキドキ』。
リーダーの恩田快人が率いる初期『JUDY AND MARY』が(多分)目指していた『レベッカ』の『フレンズ』的世界観、その一つの到達点が本作『ドキドキ』ではないでしょうか。
これは非常に個人的な感想なのですが、本作『ドキドキ』、後のシングルである『散歩道』と頭の中でけっこうかぶっています。作曲者は別人なんですけどね。
なんというか、『ドキドキ』も『散歩道』も、曲を聴いているときに思い浮かぶ映像が同じなのです。晴れた空の下、田園都市的な街にある小さな道を子供がてくてくと歩いている、そんな風景。
なので、曲を聴きながら、”あれ、これは『ドキドキ』だっけ?『散歩道』だっけ?”なんて思ってしまうんですよね。特に両方が収録されているベスト盤だと尚更。
一方、こんな平和で無害な景色を頭の中に描かせてくれるのは『JUDY AND MARY』ならではです。奇抜な見た目とは裏腹に、本作『ドキドキ』のような、小さな子供が歌ってもおかしくないくらいピュアな楽曲を繰り出してくるというギャップが素敵。
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『ドキドキ』収録アルバムレビューリンク
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