ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。
ヴィジュアル系にカテゴライズされるイメージがありますが、その音楽性はアルバムをリリースする度にガラッと変わっており、一つのジャンルで括ることはなかなかに難しいバンドです。
今回は、『黒夢』の楽曲、『COWBOY』のレビューです。
※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢
『COWBOY』の全体概要
基本情報
アーティスト | 黒夢 |
曲名 | COWBOY |
演奏時間 | 3:00 |
作詞 | 清春 |
作曲 | 人時 |
編曲 | 黒夢 |
『COWBOY』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
CORKSCREW | 11 |
メジャー6thアルバム『CORKSCREW』の11曲目に収録。
※『COWBOY』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
濃い曲揃いのアルバム『CORKSCREW』ですが、本作『COWBOY』ってけっこう地味な印象なのではないでしょうか。強烈なスピード感があるわけでもなく、ドぎつい批判めいたフレーズがあるわけでもなく、目を引くような曲名でもなく…。
他の個性的で刺々しい楽曲群を前に、ちょっと大人しめな本作『COWBOY』の印象が霞んでしまうんですよね。以前の私もそうでした。
…そう、以前は。
実は、今ではけっこうお気に入りなんです、本作『COWBOY』。
というのも、本作『COWBOY』、非常に歌メロがキャッチーだなってことに気づいたんです。それも、カラオケで本作『COWBOY』を歌っていたときに気づいたんですね。”あ、この曲すごい歌メロがキャッチーだ!歌っていて楽しい!”って。
本作『COWBOY』、作曲はベースの人時が担当しています。なので、このキャッチーな歌メロは人時のセンスということになります。
思えば、人時作曲の楽曲って、私好みのキャッチーさを持った楽曲がけっこうあります。例えば、7thシングルカップリングの『Walkin’ on the edge』なんかがそうです。
カップリングながら、ベストアルバム『EMI 1994〜1998 BEST OR WORST』に収録されている作品ですが、この『Walkin’ on the edge』も非常にキャッチー。
『黒夢』らしくないといえばそうかもしれませんが、私は好きです。
話は戻って本作『COWBOY』、アルバム『CORKSCREW』の中では”物足りない”、”刺激の足りない”楽曲と思われそうですが、やっぱり人時の織りなすキャッチーなメロディーは聴きどころだと思うんですよね。
これを読んでも”そうか?”と思われるようでしたら、是非カラオケで本作『COWBOY』を歌ってみてください。”歌うの楽しい!なんてキャッチーな歌メロなんだ!”って思えるはずです 笑!
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『COWBOY』収録アルバムレビューリンク
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