ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。
1994年のメジャーデビュー後、順調にセールスを伸ばしていた中1999年に無期限の活動停止を発表。そしてその約10年後の2010年、活動が再開され現在に至ります。
ちなみに、1994年は『黒夢』の他に『GLAY』や『L’Arc〜en〜Ciel』がメジャーデビューを果たした年でもあります。
今回は、『黒夢』の楽曲、『心臓』のレビューです。
※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢
『心臓』の全体概要
基本情報
アーティスト | 黒夢 |
曲名 | 心臓 |
演奏時間 | 1:35 |
作詞 | – |
作曲 | 佐久間正英 |
編曲 | 黒夢 & 佐久間正英 |
『心臓』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
feminism | 1 |
アルバム『feminism』の1曲目に収録。
※『心臓』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
アルバム『feminism』の1曲目を飾るのは、曲名通り心臓の鼓動が鳴り続けるという作品。
歌唱が入っていないという意味ではインストという部類に入るのでしょうかね。
本作『心臓』には楽器の演奏すらまともに入っていないので、個人的にはこの作品をインストと呼ぶのに少し抵抗がありますが。
アルバム『feminism』における本作『心臓』の立ち位置は、次曲『解凍実験』の前フリというところでしょうか。『解凍実験』の曲中で「心臓」を「解凍」すると言っていますし。
そして、本作『心臓』を受けて展開される次曲『解凍実験』も、アルバム『feminism』全体で見るとまだ前フリ段階という構成がおもしろいですね。
1曲目の『心臓』で鼓動を鳴らし、2曲目の『解凍実験』で「心臓」を「解凍」。その結果目覚めるのがアルバムと同名の3曲目『feminism』。
アルバム『feminism』はこの3曲目の『feminism』以降が本編という構成だと思いますが、そこに至るまでに2曲を費やすというのはなかなかに手の込んだ仕掛けになっているなと感じます。
ところで、本作『心臓』は作曲が佐久間正英氏となっています。
アルバム1曲目に佐久間正英氏作曲のインストが入っているという意味では、『GLAY』のメジャー1stアルバム『SPEED POP』を思い出しますね。
こちらも同じく佐久間正英氏作曲のインストが1曲目に収録されていますし、1995年にリリースされているという点もアルバム『feminism』と共通点があります。
…”だからどうした?”って話ですよね。すみません、特に主張したいことはないです 笑。
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『心臓』収録アルバムレビューリンク
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