ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。
メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカルの清春とベースの人時の二人で活動していくことになります。2010年の復活後もその体制は変わっていません。
今回は、『黒夢』の楽曲、『Unlearned Man』のレビューです。
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『Unlearned Man』の全体概要
基本情報
アーティスト | 黒夢 |
曲名 | Unlearned Man |
演奏時間 | 3:52 |
作詞 | 清春 |
作曲 | 清春 |
編曲 | 黒夢 & 佐久間正英 |
初出はアルバム『feminism』の収録。
その後、12thシングル『MARIA』のカップリング曲に”-1998 CRAZY FIRE VERSION-“として再録されました。
『Unlearned Man』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
feminism | 5 |
EMI 1994〜1998 BEST OR WORST 【HARD DISK】 | 12 |
黒夢コンプリート・シングルズ (B-disc) | 13 |
アルバム『feminism』の5曲目に収録。
『EMI 1994〜1998 BEST OR WORST』、『黒夢コンプリート・シングルズ』には『MARIA』のカップリング曲となった”-1998 CRAZY FIRE VERSION-“が収録されています。
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レビュー
表拍で淡々と刻むリズムが印象的な1曲、『Unlearned Man』。
『黒夢』の楽曲と言えば裏拍でツタツタやるパターンが多いイメージがあるので、『Unlearned Man』のようなタイプは新鮮な聴き心地がします。アルバム『feminism』で聴ける新境地の一つという感じですね。
一方、12thシングルのカップリングにて再録された”-1998 CRAZY FIRE VERSION-“は原曲で特徴的だった表拍のリズムを完全にぶっ壊し、裏拍のツタツタ系に生まれ変わっています 笑。
原曲の淡々さもいいですが、”-1998 CRAZY FIRE VERSION-“のツタツタ的疾走感も気持ちいいですよね。もともとのメロディーがキャッチーで聴きやすいので、どちらの料理の仕方でもおいしくいただけます。
“-1998 CRAZY FIRE VERSION-“がカップリング曲として収録されている12thシングルですが、実はこれが『黒夢』活動停止前のラストシングルにあたります。
12thシングル制作の時点で活動停止が確定していたのかはわかりませんが、なぜラストシングルのカップリングにわざわざ『Unlearned Man』を選んで再録したのか…それは少々気になるところです。
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『Unlearned Man』収録アルバムレビューリンク
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