日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『Cureless』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『Cureless』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | Cureless |
演奏時間 | 4:52 |
作詞 | hyde |
作曲 | tetsu |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名の『Cureless』、日本語の意味は”不治の”という形容詞。
『Cureless』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
heavenly | 8 |
オリジナルアルバム『heavenly』の8曲目に収録。
※『Cureless』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
速いBPMと忙しいバンドサウンドが爽快な楽曲、『Cureless』。
抽象的に描かれた失恋と上述の雰囲気が相まって、ひと昔前のインディーズのヴィジュアル系って感じがする楽曲です。
別に『L’Arc〜en〜Ciel』というバンドをヴィジュアル系にカテゴライズしているわけではないですよ。
あくまで、本作『Cureless』がひと昔前のインディーズのヴィジュアル系っぽい香りがするなと、それだけの話です。
そう、『L’Arc〜en〜Ciel』をヴィジュアル系にカテゴライズしているわけではないのです(しつこい)。
ただ、一方で、”『L’Arc〜en〜Ciel』を好んで聴くクラスタ”と”ヴィジュアル系バンドを好んで聴くクラスタ”はけっこう重複しているのではないでしょうか。2018年にラルクのhydeとヴィジュアル系大御所のYOSHIKIがコラボして盛り上がったのも、やっぱりそれぞれのクラスタに属するリスナーに重複があるからだと思うんです。”わたしの好きな人同士がコラボしたぞ!”って。
んで、結局何が言いたいかというと、”『L’Arc〜en〜Ciel』を好んで聴くクラスタ”と”ヴィジュアル系バンドを好んで聴くクラスタ”が重複しているのであれば、ヴィジュアル系の香り漂う本作『Cureless』って、もっと人気出てもいいんじゃないかなということです。ラルク好きな人って、こういうの好きなんじゃないかな、と。
しかしながら、本作『Cureless』はベストアルバム未収録ですし、人気投票などでも上位に名前が上がらない楽曲なんですよね。つまり、本作『Cureless』はそこまで人気がある曲ではないということです。
それだけラルクには他にかっこいい曲がいっぱいあるということの証左なのでしょうが。
…まぁ、確かに、ラルクの好きな曲ベストテンに本作『Cureless』が入るかと問われると、私の中でも入りはしないです 笑。
ただ、本作『Cureless』、数ある楽曲の中に埋もれてしまうには、少々惜しい楽曲でもあります。
もしよかったら、これを気に本作『Cureless』を引っ張り出して聴いてみてやってはどうでしょうか。
あなたが”ヴィジュアル系バンドを好んで聴くクラスタ”に属していたのなら、けっこう好きだったなってことを思い出すはずです。
Amazonで試聴できます。
『Cureless』収録アルバムレビューリンク
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel