日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『fate』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『fate』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | fate |
演奏時間 | 5:41 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
曲名の『fate』とは”運命”という意味を持つ英単語です。”運命”と訳せる単語として、他にも”destiny”があります。日本人なら、”運命”と聞いて連想するのはこちらのほうかもしれません。
“fate”と”destiny”の違いですが、前者は”不運な結末に終わる運命”を意味し、後者は”偉大な結末を暗示する運命”を意味するのだそうです。
ええ、ちょっと辞書で調べただけです。
“fate”と”destiny”はどちらも”運命”と日本語に訳せますが、ネイティブの人にはそれぞれ違った印象を与えるものなんだと、少し勉強になりました。
『fate』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
HEART | 8 |
The Best of L’Arc〜en〜Ciel 1994-1998 | 14 |
TWENITY (1997-1999) | 5 |
オリジナルアルバム『HEART』の8曲目に収録。
また、非シングル曲でありながら、幾つかのベストアルバムにも収録されています。
※『fate』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『fate』、激しさと幻想的な雰囲気を併せ持った名曲ですね!
同アルバム『HEART』収録曲であり、7thシングルの『虹』と似た聴き心地という印象です。
『fate』の方は、激しさと幻想的な雰囲気の中に、凍てつくような冷たさも感じます。心情じゃなくて、気温的な意味です。
イントロやギターソロの主旋律は、サビの歌メロを踏襲したものになっていますね。これ、J-POPにはありがちな手法ですが、ラルクにしては珍しいアレンジです。
例えば『B’z』なんかはこの手法をよく使っているイメージがあります。『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』とか、『ultra soul』とかがそうです。
それから、『fate』のベースも好きです。特にAメロの動き回り方が素敵です。幻想的な曲の雰囲気を壊さず、かつ、退屈なAメロにならない絶妙なベースだと思います。
この完成度の高さには、アルバム『HEART』以前のラルクにおける集大成的な位置づけすら感じます。
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『fate』収録アルバムレビューリンク
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