日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『It’s the end』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『It’s the end』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | It’s the end |
演奏時間 | 3:25 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
3分台前半の短めな1曲。
『ray』収録曲の中ではインスト曲の『L’heure』を含めて本作『It’s the end』が演奏時間の一番短い曲になります。
『It’s the end』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ray | 2 |
オリジナルアルバム『ray』の2曲目に収録。
※『It’s the end』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
泥臭い疾走感が病みつきになる1曲、『It’s the end』。
“疾走感”をキーワードにラルクの曲を考えると、例えば『Driver’s High』辺りが思い浮かんできますかね。
曲名通り、荒野を車で駆け抜けるような聴き心地です。
エンジンの音とガソリンの匂いが漂ってきそうな、アメリカンな風を感じる疾走感という感じでしょうか。誰が聴いても気持ちいと思える、そんな普遍性を持った1曲です。
一方、本作『It’s the end』の疾走感は、例えるなら馬車で駆け回る感じというのがしっくりきます。
車のような安定性とは無縁のカゴに乗り、ガタガタと揺れながら舗装されていない道を往く…。窓がないから、砂ぼこりが舞うと目や鼻に直接入って来る…。風を受けて飛ばされそうな帽子を手で押さえ、片目を開けながら前を見る…。
本作『It’s the end』を聴いていると、そんな様子が思い浮かんでくるんですよね。
疾走感というと、”風を感じてるか!?”的な、さわやかなイメージが連想されますが、『It’s the end』はちょっとさわやかとは遠い位置にいる感じがします。イントロの暗さとか、開放感があまりないサビとか。それでいて、乾いたドラムが織りなすスピード感のある曲調。
まさに泥臭い疾走感!
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『It’s the end』収録アルバムレビューリンク
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