日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『Sell my Soul』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『Sell my Soul』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | Sell my Soul |
演奏時間 | 4:39 |
作詞 | hyde |
作曲 | hyde |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
『Sell my Soul』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ray | 4 |
TWENITY (1997-1999) | 14 |
オリジナルアルバム『ray』の4曲目に収録。
アルバム曲ながらベストアルバム『TWENITY (1997-1999)』にも収録されています。
※『Sell my Soul』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ノスタルジックなピアノがオープニングを飾る1曲、『Sell my Soul』。
いやぁ、実におしゃれな曲ですよね。
『Sell my Soul』を聴いていると、夜のヨーロッパの街を幽霊になってフワフワと徘徊するような、そんな映像が頭に浮かんできます。ヨーロッパと言っても南仏のようなリゾート風の街ではなく、ドイツとかオーストリア辺りの街って感じ。
まぁ、ドイツもオーストリアも行ったことないんで、ただの妄想ですけど 笑。
曲名の『Sell my Soul』、直訳すれば“魂を売る”という意味になります。
“魂を売る”というフレーズ、日本語では”あんな汚いことをするなんて、あいつは会社に魂を売ったな!”なんて文脈で使われますよね。“信念を捨てる”という行為の比喩というイメージです。
ただ、本作『Sell my Soul』はそういった意味では無く、純粋に“魂を売る”という行為そのものを指しているように思います。
“魂を悪魔に売って、ずっと夢の中にいよう。夢の中でなら、いつでも君に会えるから…”
曲を聴く限り、そんな文脈で”魂を売る”という行為を選択しているようです。
こんな幻想的でロマンチックな内容を、美しいメロディとhydeの美声、そしておしゃれなバンドサウンドで構築できるのがラルクの魅力ですよね。
いわゆるアルバム曲なので、シングル曲ほどの知名度はありませんが、未視聴でしたら是非とも聴いてみてほしい1曲です。
Amazonで試聴できます。
『Sell my Soul』収録アルバムレビューリンク
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel