日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『The Rain Leaves a Scar』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
目次
『The Rain Leaves a Scar』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | The Rain Leaves a Scar |
演奏時間 | 3:53 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel |
『The Rain Leaves a Scar』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
heavenly | 10 |
オリジナルアルバム『heavenly』の10曲目に収録。
本作『The Rain Leaves a Scar』がアルバム『heavenly』の最終トラックになります。
※『The Rain Leaves a Scar』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
曲名がSVO(主語-動詞-目的語)形式になっているところに、なんとなく洋楽っぽさを感じる楽曲、『The Rain Leaves a Scar』。
この曲名、直訳すると、”雨は傷跡を残す”というところですかね。
ここでの”残す”という言葉のイメージは、”雨によってなんらかの被害が発生し、その結果、傷跡が残る”というよりは、”もともとあった傷跡が雨が降っても残ったまま”という感じでしょうか。”傷跡を新しくつける“ではなく、あくまで”もともとあった傷跡をそのまま残す“という感覚。
もう少し深読みしてかみ砕くと、“雨が傷跡を洗い流してくれるかと思ったけど、そんなことはなく、傷跡は残ったまま”という意味合いが込められている気がする、そんな曲名です。
本作『The Rain Leaves a Scar』、私の中では同アルバム『heavenly』に収録されている『Cureless』と同じようなカテゴリに属する楽曲です。
本作『The Rain Leaves a Scar』も『Cureless』と同様、忙しいバンドサウンドと失恋系の歌詞がひと昔前のインディーズのヴィジュアル系っぽい雰囲気を感じます。
一方、本作『The Rain Leaves a Scar』レベルであれば、普通のヴィジュアル系バンドならキラーチューンとして君臨しそうなものですが、『L’Arc〜en〜Ciel』ならシングルカットされることもなく、単なるアルバムの1曲として収められているわけです。
こういうところに、さすがと言いますか、ラルクというバンドの格の違いを感じますね。
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『The Rain Leaves a Scar』収録アルバムレビューリンク
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