日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『Wind of Gold』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『Wind of Gold』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | Wind of Gold |
演奏時間 | 4:29 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel |
初出はアルバム『Tierra』ですが、後に1stシングル『Blurry Eyes』のカップリングとして”Many Kind of Percussion Mix”で収録されています。
『Wind of Gold』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Tierra | 4 |
オリジナルアルバム『Tierra』の4曲目に収録。
1stシングル『Blurry Eyes』のカップリングにもなっていますが、カップリングベストの『The Best of L’Arc〜en〜Ciel c/w』には未収録。
※『Wind of Gold』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
穏やかなリズムが心地いいスローテンポな楽曲『Wind of Gold』。
…”心地いい”という表現を使いましたが、本作『Wind of Gold』をそんなふうに思えるようになったのは、この楽曲に出会ってから随分経った頃でした。
正直なところ、本作『Wind of Gold』の第一印象は地味の一言だったのです。
キャッチーで分かりやすいサビがあるわけでもなく、耳を引く派手なイントロがあるわけでもなく…。当時の私の中にあった”良い曲”の定義から遠く離れたところに存在する楽曲でした。
本作『Wind of Gold』を”いい曲”と思えるようになったのはいつ頃だっただろうか…。多分、18歳を迎える前後くらいだったんじゃないかな。中二病の症状もだいぶ癒えて来た頃ですね 笑。
そんなタイミングで、今まで地味の一言で片付けていた楽曲たちの魅力にやっと気づき始めたという感じです。
本作『Wind of Gold』について言えば、まずベースのかっこよさに気づきました。
他の楽器が静かな分、余計にベースの音が耳に入ってきやすいということもあったのでしょう。ラルク特有のグワングワンしたベースの良さを、この楽曲から教えてもらった気がします。
それから、歌詞も素敵だなってことに気づきました。
“早く会いたい”という思いを、“地球の自転”に絡めて表現するというセンスに脱帽しましたね 笑。サビの最後に出てくるフレーズです。これは、今でもラルクの楽曲の中では相当上位に入るくらい、私に刺さった言葉です。
ここはあまり盛り上がることなくサラッと歌い流される部分ですが、“大地”を意味する『Tierra』のアルバム名と繋がる、けっこう大事なフレーズなんじゃないかと思っています。
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『Wind of Gold』収録アルバムレビューリンク
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