2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
再始動前の2009年、『LUNA SEA』のリードギターを担当するSUGIZOがHIDEの後継として『X JAPAN』に加入したことも大きな話題になりました。ヴィジュアル系の歴史を作った2大バンド両方に席を持つって、冷静に考えるとすごいことです。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『AURORA』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
『AURORA』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | AURORA |
演奏時間 | 4:42 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
『AURORA』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
MOTHER | 6 |
オリジナルアルバム『MOTHER』の6曲目に収録。
※『AURORA』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
メルヘンな恋心を歌った1曲、『AURORA』。
メルヘンという言葉が適切かは微妙かもしれませんが、『AURORA』における言葉遣いは私の中ではメルヘンという分類にカテゴライズです。
もう少し違う言葉で表現するなら、『SHAZNA』っぽい、ですかね。
そう、女形V系(?)の先駆けとなった『SHAZNA』。
その奇抜な見た目が話題にあがりがちですが、楽曲に焦点を当ててみると”メルヘン”という言葉が適切かなと思うんです。現実離れしたレベルの甘々な恋愛をテーマにしているという意味でメルヘン。
そして、本作『AURORA』も『SHAZNA』っぽいメルヘン。そういうことです!
そんなメルヘンな『AURORA』ですが、楽曲の雰囲気はやはり『LUNA SEA』です。
「オーロラ」という言葉の通り、イントロに凍り付くような”寒さ”を感じます。オーロラが発生しそうなほど気温の低い空気感。
オーロラのゆらゆらした感じはむしろベースの音の方なんじゃないかなと思うくらいです。
本作『AURORA』、アルバム『MOTHER』の中では長尺の『GENESIS OF MIND 〜夢の彼方へ〜』の次に配置されています。
濃い楽曲の後のお口直し的な役割を『AURORA』に担わせているというところでしょうか。『LUNA SEA』のイメージじゃない言葉ですが、”焼肉の後にもらうガム”のような、そんな存在。
ただ、ガムは飽くまで焼肉のおまけであるように、本作『AURORA』もアルバム『MOTHER』のメインディッシュの座は射止め切れていないのは否定できないところかと思います。
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『AURORA』収録アルバムレビューリンク
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