2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を打ち出したのは、このバンドではないでしょうか。『X JAPAN』と並び、後輩バンドへ大きな影響を与えたヴィジュアル系バンドの大御所です。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『I for You』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
『I for You』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | I for You |
演奏時間 | 5:30 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
11thシングル。
『I for You』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SHINE | 5 |
PERIOD 〜THE BEST SELECTION〜 | 9 |
SLOW | 9 |
LUNA SEA COMPLETE BEST (Disc 1) | 11 |
LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE- (DISC 1) | 6 |
オリジナルアルバム『SHINE』の5曲目に収録。
※『I for You』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
11thシングルにして『LUNA SEA』初のラブバラードシングルとなったのが本作『I for You』。
ドラマの主題歌になったこともあり、『LUNA SEA』の楽曲の中では屈指の知名度を誇る作品かと思われます。
ただ、売上枚数の面では『STORM』、『DESIRE』に次ぐ第3位の約48万枚と、期待した以上には振るわなかったという評価ではないでしょうか。
『I for You』がリリースされた1998年は、同系統の『GLAY』や『L’Arc〜en〜Ciel』がミリオンヒットを連発していた頃でもありますので、余計にそう思えてしまいます。。。
本作『I for You』、『河村隆一』の作品かと思うほど甘いバラードではありますが、それでも、ピアノやストリングスを安易に使わないバンドサウンドには『LUNA SEA』の魂を感じますね。
特に、イントロの出だしから聴こえる歪んだギターサウンドは、力強くもあり儚くもあり、ピアノやストリングスでは表現できない方法で『I for You』の世界観を描き出しています。
世間の『LUNA SEA』への認識が”河村隆一がやっているらしいバンド“となっていく中、ピアノやストリングスを安易に使わない『I for You』というバラードを世に送り出したということ。
そこに、”『LUNA SEA』は飽くまでも5人に優劣の無いロックバンドなんだ”ということを訴えているような、そんな意味を感じてしまいますが…多分考えすぎなのでしょう 笑。
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『I for You』収録アルバムレビューリンク
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