2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
復活後も定期的に新作をリリースして楽しませてくれるのみならず、ライブでは最新の技術によって生まれ変わった過去の名曲を余すことなく披露してくれます。止まることなく進化し続けるこのバンドを見逃すわけにはいきませんね。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『MOON』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
『MOON』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | MOON |
演奏時間 | 4:41 |
作詞 | RYUICHI |
作曲 | SUGIZO |
編曲 | LUNA SEA |
こちらはインディーズアルバム『LUNA SEA』収録版の情報。
その後、1992年の『IMAGE』収録時には演奏時間が7:07と大幅に増え、2011年のセルフカバー『LUNA SEA』では7:55とさらに伸びています。
『MOON』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
LUNA SEA | 9 |
IMAGE | 11 |
SLOW | 5 |
LUNA SEA COMPLETE BEST (Disc 2) | 13 |
LUNA SEA (セルフカバー) | 9 |
LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE- (DISC 2) | 8 |
インディーズアルバム『LUNA SEA』の9曲目に収録。
その後、メジャー1stオリジナルアルバム『IMAGE』では進化した姿で再度収録されました。ベストアルバムの『SLOW』や『LUNA SEA COMPLETE BEST』にはこちらのバージョンが収録されています。
復活後の2011年にはアルバム『LUNA SEA』をまるごとセルフカバーし、『LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE-』収録の『MOON』はこちらのセルフカバー版が収録されています。
※『MOON』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
上述の通り3種類のバージョンがある楽曲本作『MOON』。バージョンを重ねるごとに演奏時間がどんどん伸びていき、楽曲の壮大さも広がっていきます。
改めてこれら3種類の『MOON』を聴き比べてみたところ、インディーズ版のテンポがやたら速く感じました。インディーズ版の『MOON』は他のバージョンと比べるとあっさり気味の仕上がりで未完成的な立ち位置かと思いますが、これはこれでアリな気がしています。
一方、どのバージョンの『MOON』も、イントロなどで聴けるディレイのかかった特徴的なギターは変わらないですね。FINAL FANTASYのプレリュードような神秘的な響きのあるギターです。
“『MOON』と言えばこのディレイギター”と言えるほど、楽曲の顔となっている部分だと思います。
『MOON』のギターとはフレーズが全然違いますが、醸し出す雰囲気は似ているかな…と。
『MOON』と名付けられたこの楽曲。
ディレイギターを中心としたバンドサウンドが作り出す、どこか現実離れした世界観にピッタリな曲名だなと感じます。
まさに、『LUNA SEA』らしい1曲ですね。
『MOON』収録アルバムレビューリンク
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