宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。
2006年突如解散してしまいましたが、最近になってライブを開催してみたりファンクラブを再始動させたりと、復活の香りを感じる出来事に再始動を期待してしまいますね。
今回は、『PIERROT』の楽曲、『SEPIA』のレビューです。
※『PIERROT』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PIERROT
『SEPIA』の全体概要
基本情報
アーティスト | PIERROT |
曲名 | SEPIA |
演奏時間 | 5:48 |
作詞 | キリト |
作曲 | アイジ |
編曲 | Pierrot |
『SEPIA』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
パンドラの匣 | 9 |
DICTATORS CIRCUS -奇術的旋律- | 8 |
インディーズアルバム『パンドラの匣』の9曲目に収録。
そして再録ベストアルバムの『DICTATORS CIRCUS -奇術的旋律-』では8曲目に収録されています。
※『SEPIA』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
王道V系ソング by PIERROT。
本作『SEPIA』、一言で言えばそんな感じ。
王道V系ソングってどういうのを想像しますかね。『LUNA SEA』の『ROSIER』?『SHAZNA』の『Melty Love』?はたまた『ゴールデンボンバー』の『女々しくて』?
…この辺りは世代によっても違うでしょうが、いずれにせよ、キャッチーな曲が思い浮かんだのではないでしょうか。
そう、王道のV系ソングってキャッチーなんですよね。
奇抜な見た目で人々の記憶に残りたいという人達ですから、きっと楽曲の方も”どうすれば記憶に残る楽曲になるのか!?”という観点で作られているのでしょう。その結果、キャッチーな楽曲に落ち着くと。
何が言いたいかというと、本作『SEPIA』もつまりそういうこと。王道V系ソングらしく、すごくキャッチー。
歌詞の方も、いつものマニアックなテーマからは離れ、普通の恋愛の歌に聴こえます。きっと本当は全然恋愛の歌じゃないよという裏設定があるのでしょうけど、素直に聴く分には恋愛の歌として聴こえます 笑。
そういうわけで、『PIERROT』入門編としては本作『SEPIA』は丁度いい楽曲かもしれませんね。もし『PIERROT』を聴いてみたいという人がいて、入門用にいくつかピックアップしてよと私が頼まれたとすれば、間違いなく『SEPIA』はその候補に挙がります。
ただ、この楽曲が収録されているアルバム『パンドラの匣』をそのまま渡すのは危険でしょう。
このアルバムはクセの塊ですので、素直に1曲目から聴いていくとすると、9曲目に収録されている『SEPIA』まで辿り着く前にドロップアウトしてしまうでしょうから 笑。
『SEPIA』収録アルバムレビューリンク
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