2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!!
影ながら活動を応援していましたが、2017年11月にとうとうメジャーデビューを果たしました!素直におめでとうと言いたいです。
いつか、このバンドがお茶の間レベルで活躍が浸透することを期待しています。
今回は、『顔も覚えてない』のレビューです。
※『ポルカドットスティングレイ』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ポルカドットスティングレイ
『顔も覚えてない』の全体概要
基本情報
アーティスト | ポルカドットスティングレイ |
曲名 | 顔も覚えてない |
演奏時間 | 3:16 |
作詞 | 雫 |
作曲 | 雫 |
編曲 | ポルカドットスティングレイ |
『顔も覚えてない』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
全知全能 | 8 |
1stフルアルバム『全知全能』の8曲目です。
※『顔も覚えてない』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『顔も覚えてない』、アルバムにスパイスを加えるためのネタ曲…という扱いでいいんですかね。
楽曲自体はしっかりと作ってあるけど、歌詞+セリフで遊ぶ感じのネタ曲という印象。音楽のジャンルは違いますが、作り方は『ゴールデンボンバー』を髣髴とさせます。
ギターソロ付近でふざける感じなんかも『ゴールデンボンバー』っぽいですね。これは、『ゴールデンボンバー』の楽曲っぽいというより、テレビでネタやってるときの『ゴールデンボンバー』のやり方っぽいと言う方が正しいのかな。
ただ、テレビでネタをやる『ゴールデンボンバー』は、映像も込みで魅せることができるんですよね。一方、本作『顔も覚えてない』は飽くまでアルバムに収録された1楽曲ですから、音源のみで勝負なんですよ。映像なしで、セリフのセンスとしゃべり方だけで笑わせるということ。これでリスナーを笑わせにかかるのは、『ゴールデンボンバー』のそれと比べると、なかなか厳しい条件の下での戦いと言えそうです。
あと、アルバム『全知全能』を聴いていると8曲目にこの曲がやってくるので、アルバムを聴き直す度に同じネタが流れるわけです。もう、単純に、ネタ部分を繰り返し聴くのがしんどくなってきます。仮に百歩譲って一回目はおもしろいことやってるなーって思いながら聴けても、二回目、三回目と、聴く度に同じネタが耳に入ってくるのは…しんどい。
これは『ポルカドットスティングレイ』のネタがつまらない云々ではなく、”笑い”と”繰り返し”の関係が持つ宿命的問題です。例えば、いくらダウンタウンのネタでも、同じやつを毎日何度も聴いて笑うのは無理ですよね。そういうことです。
…と、ちょっと辛めのことを書きましたが、曲自体は普通に好みです。スピード感のある聴きやすいロック。サビの歌詞もシンプルで覚えやすく、いつもの小難しい言葉を歌う『ポルカドットスティングレイ』とのギャップがいいです。
ギターソロ前の内輪茶番が流れているときは、心を無にしてギターソロを待っています。
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『顔も覚えてない』収録アルバムレビューリンク
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