2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!
実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。
最初のミニアルバム『シフォン主義』の発表から10年以上が経過した現在、当時の勢いを感じられていないというのが正直なところ。もう一度我々をざわつかせてくれる日を待っています。
今回は、『シンクロニシティーン』の4曲目『チャイナアドバイス』のレビューです。
※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論
『チャイナアドバイス』の全体概要
基本情報
アーティスト | 相対性理論 |
曲名 | チャイナアドバイス |
演奏時間 | 3:03 |
作詞 | 真部脩一 |
作曲 | 真部脩一 |
編曲 | ? |
『チャイナアドバイス』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
シンクロニシティーン | 4 |
『シンクロニシティーン』の4曲目に収録されています。
※『チャイナアドバイス』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
オリエンタルなメロディーとダジャレみたいな歌詞が印象的で、非常に『相対性理論』らしい1曲、『チャイナアドバイス』。
中国の”チャイナ“と、某事務所の社長の決め台詞のように”○○しちゃいな“という言い回しをかけた歌詞になっています。
「○○しちゃいな」と”忠告”しているから、『チャイナアドバイス』という曲名がついているのでしょう。
ただ、ダジャレみたいな、一見ふざけたような歌詞でありながら、実は”略奪愛”という、一本筋の通ったストーリーが隠れている(と思っている)のがけっこう好きです。
「○○しちゃいな」って言っている内容も、結局は“あいつと別れちゃえ”ってことと、“わたしと付き合っちゃえ”ってこととしか「アドバイス(?)」してないですからね 笑。
しかし、やくしまるえつこの声でこの内容の歌を歌われるのは反則です!本当にアドバイスに従ってしまいそうになります 笑。
あと、中国の”チャイナ”成分も、忘れてはいけない『チャイナアドバイス』の要素です。
ディレイの効いたオリエンタルなメロディーを織りなすギターフレーズが非常に“チャイナ”しています。このフレーズを聴くと、チャイナドレスを着た女性が扇子を持って舞っている姿が目に浮かぶほど。
『相対性理論』らしい脱力感も、ちょうど良い感じで”チャイナ”な雰囲気に色をつけています。
本作『チャイナアドバイス』、歌詞もアレンジも『相対性理論』の魅力が発揮された名曲だと思っています!
個人的には、『シンクロニシティーン』の目玉楽曲として『チャイナアドバイス』に一票を入れたいですね。
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『チャイナアドバイス』収録アルバムレビューリンク
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