個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】相対性理論/マイハートハードピンチ

投稿日:2018年1月27日 更新日:

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!

実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。

最初のミニアルバム『シフォン主義』の発表から10年以上が経過した現在、当時の勢いを感じられていないというのが正直なところ。もう一度我々をざわつかせてくれる日を待っています。

今回は、『シンクロニシティーン』の7曲目『マイハートハードピンチ』のレビューです。

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

tarot

『マイハートハードピンチ』の全体概要

基本情報

アーティスト相対性理論
曲名マイハートハードピンチ
演奏時間3:09
作詞真部脩一
作曲真部脩一
編曲?

本作が世に出て10年経った2020年、フジテレビの番組”突然ですが占ってもいいですか?”にて使用されています。

『マイハートハードピンチ』収録アルバム

アルバム名トラック#
シンクロニシティーン7

『シンクロニシティーン』の7曲目に収録されています。

※『マイハートハードピンチ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『シフォン主義』収録の『おはようオーパーツ』のような言葉遊びを感じる1曲、『マイハートハードピンチ』。

『おはようオーパーツ』のほうは”アルファベット”の並び順をベースとした言葉遊びになっていますが、本作『マイハートハードピンチ』は“あいうえお”の並び順をベースにしています。

こういう歌詞の楽曲を聴くと、NHKのみんなのうたを思い出してしまいますね。

シュールでありナンセンスである一方で耳に残る言葉とメロディー。ここに『相対性理論』の楽曲とNHKみんなのうたとの共通点があるような気がします。

ただ、バンド『相対性理論』には”ボーカル:やくしまるえつこ”という唯一無二にして殺傷力の高い武器を有していますが。

本作『マイハートハードピンチ』の中で私のお気に入りの箇所は、Cメロの「占い師なんて~」というパートです。占いに関連する言葉と否定的な語尾を上手く組み合わせて韻を踏んでいます。

韻を踏むというだけでも意外と難しい作詞のテクニックだと思うのですが、“占いに関連する言葉”“否定的な語尾”というさらに二つの制約を設けて数々のフレーズを作り出しているところに天才的なセンスを感じます。

この「占い師なんて~」というCメロにて、是非、本作『マイハートハードピンチ』の作詞を担当した真部脩一の才能に触れてみてください。

さらっと聴き流してしまうにはあまりにももったいない輝きが隠れていますよ。

Amazonで試聴できます。

『マイハートハードピンチ』収録アルバムレビューリンク

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/WALL

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 復活後も定期的に新作をリリースして楽しませてくれるのみならず、ライブでは最新の技術によって …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/Here and everywhere

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/PHANTOM OF GUILT

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/あなた

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】GLAY/JUNK ART

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春を …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。