2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!
実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。
メンバーの中ではボーカルの『やくしまるえつこ』がソロでも曲を出したりと、割と有名なんじゃないでしょうか。
今回は、『シフォン主義』の3曲目『夏の黄金比』のレビューです。
※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論
『夏の黄金比』の全体概要
基本情報
アーティスト | 相対性理論 |
曲名 | 夏の黄金比 |
演奏時間 | 3:40 |
作詞 | 真部脩一 |
作曲 | 真部脩一 |
編曲 | ? |
『夏の黄金比』、演奏時間3:40にしてアルバム『シフォン主義』の中では最長の曲になります。
改めて、『シフォン主義』はコンパクトにまとめられた曲ばかりだと思わされますね。
『夏の黄金比』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
シフォン主義 | 3 |
『シフォン主義』の3曲目に収録されています。
※『夏の黄金比』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
アルバム『シフォン主義』の中で、最も爽やかな1曲です。
歌詞も、一部を除いて爽やかな言葉を選んでいます。「恋」とか「キャンディー」とか「シャンプー」とか。
曲名に「夏」と付いているだけありますね。
“一部を除いて”というのは、途中で突然出てくる箱買い連呼パートのことです。『夏の黄金比』の中で最もインパクトのあるところです。
一度聴けば何のことかわかると思います。
イントロですが、『シフォン主義』1曲目の『スマトラ警備隊』のように叩き付けるようなリズムでインパクトを与えるわけでもなく、2曲目の『LOVEずっきゅん』のようにダサおしゃれな感じでもなく、ギターとベースの爽やかなメロディー構成となっています。
ここのギターとベースのメロディーのかけ合いはシンプルながらも素敵ですね。
ギターのメロディーが動くところはベースは控えめに、逆にベースのメロディーが動くところはギターは控えめになっています。
このパターンは歌が始まっても同じ。ギターの代わりにボーカルとベースのかけ合いを聴くことができます。歌と歌の合間をつなぐベースのフレーズが耳に心地よく届きます。
かけ合いといえば、曲の後半で『やくしまるえつこ』と男性ボーカルとのかけ合いがありますが…これはどうなんでしょう…。
不思議感は確かに出ていますが、それ以上にカオスな印象です 笑。
しかし、この曲のサビってどこなんでしょうね。
…やっぱり、箱買いを連呼するところなんでしょうか。
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『夏の黄金比』収録アルバムレビューリンク
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