2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!
実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。
メンバーの中ではボーカルの『やくしまるえつこ』がソロでも曲を出したりと、割と有名なんじゃないでしょうか。
今回は、『シフォン主義』の4曲目『おはようオーパーツ』のレビューです。
※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論
『おはようオーパーツ』の全体概要
基本情報
アーティスト | 相対性理論 |
曲名 | おはようオーパーツ |
演奏時間 | 3:29 |
作詞 | 真部脩一 |
作曲 | 真部脩一 |
編曲 | ? |
曲名に出てくる「オーパーツ」という言葉、日本語では”時代錯誤遺物”という意味らしいです。語源は”out-of-place artifacts“を略した”OOPARTS”になります。
詳しくはWikipediaを参照ください。オーパーツ/Wikipedia
どことなく、インテリ臭が漂う曲名です。
『おはようオーパーツ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
シフォン主義 | 4 |
『シフォン主義』の4曲目に収録されています。
※『おはようオーパーツ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
まったりした電波ソングって感じです。特に歌詞。
「yeah」や「wow」を繰り返すだけという、挑戦的な歌詞のサビというのは従来もありました。
例えば、有名どころだと『TRF』の『survival dAnce ~no no cry more~』。
本作、『おはようオーパーツ』も挑戦的な歌詞のサビという点では似た類の曲です。
ただ、こちらはアルファベットを繰り返すという暴挙(?)に出ています。
…斬新です!
言葉だけでは”なんのこっちゃ”って感じですよね。聴いたらわかります。
初めて聴いたときは”ふざけてるなぁ”という印象でした。
…そして今もやっぱりそう思います。
ただ、一方で、音楽って自由なんだなということを思い出させてくれます。
“サビの歌詞はアルファベットを繰り返してはいけない”なんてルールはないですもんね。
思いついたことは”やったもん勝ち”です。青春です。
『相対性理論』のボーカルといえば『やくしまるえつこ』ですが、本作『おはようオーパーツ』では、がっつり男性ボーカルも歌に入っています。Bメロはこちらの男性ボーカルがしっかり歌い上げます。
ただ、聴きどころかといえば、別にそうでもないです。この曲の雰囲気には合っていますが。
聴きどころといえば、ベースですかね。
イントロや間奏のギターは同じフレーズの繰り返しですが、ベースのほうは曲が進むにつれて手数が地味に増える作りになっていておしゃれです。
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『おはようオーパーツ』収録アルバムレビューリンク
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