個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/Stab Me In The Back

投稿日:2018年10月5日 更新日:

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。

YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。

再結成後もレジェンドとしての貫禄を見せつけ続けてほしいですね。

今回は、『X JAPAN』の楽曲、『Stab Me In The Back』のレビューです。

※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

sad

『Stab Me In The Back』の全体概要

基本情報

アーティストX JAPAN
曲名Stab Me In The Back
演奏時間3:52
作詞白鳥瞳
作曲YOSHIKI
編曲X

作詞者の”白鳥瞳”はYOSHIKIのペンネームの一つ。

『Stab Me In The Back』収録アルバム

アルバム名トラック#
Jealousy7
PERFECT BEST (Disc 1)10

メジャー2ndオリジナルアルバム『Jealousy』の7曲目に収録。

『PERFECT BEST』にはライブバージョンが収録されています。

※『Stab Me In The Back』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

激烈超速ナンバー『Stab Me In The Back』。

この作品のBPM200というテンポは『X JAPAN』の楽曲の中でも1位、2位を争うほどのスピードです。

ちなみに、”BPM200″というのは、1分間に4分音符が200回鳴るスピードを意味します。これはつまり、1秒間に4分音符が約3.3回鳴るスピードです。そして本作『Stab Me In The Back』の音の粒、バスドラム1発分やギターの1音分は16分音符で連打されています。

16分音符は4分音符の1/4の音の長さを持っています。これはつまり、”4分音符1回分の長さ”=”16分音符が4回分の長さ”というわけです。BPM200は”1秒間に4分音符が約3.3回鳴るスピード”と書きましたが、別の言い方をすると”1秒間に16分音符が13.3回鳴るスピード”と言えるのです。

『Stab Me In The Back』の音の粒は16分音符で鳴らされていますから、YOSHIKIの叩くバスドラムやPATAのギターピッキングは1秒間に13.3回鳴るほどのスピードで演奏されているのです…!

そりゃ足も腕も吹っ飛びますよ 笑。

演奏時間は4分弱と『X JAPAN』の楽曲にしては短めですが、上述の通り内容は非常に濃密です。本作『Stab Me In The Back』にて、肉体の限界に挑戦したこのバンドのズクズクドコドコを是非ともご堪能ください。

Amazonで試聴できます。

『Stab Me In The Back』収録アルバムレビューリンク

※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】GLAY/JUNK ART

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春を …

【個別楽曲レビュー】B’z/ねがい

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。 『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティ …

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/忙しくてよかった

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。通称”金爆(きんばく)”。 自分たちの好きなことをするため、あえてメジャーデビューを選ばずにインディーズで活動 …

【個別楽曲レビュー】MALICE MIZER/au revoir

今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。 音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そ …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/1999

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 自身主宰のLUNATIC FEST.ではベテランバンドから若手バンドまでを巻き込み、日本の …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。