日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
再結成後もレジェンドとしての貫禄を見せつけ続けてほしいですね。
今回は、『X JAPAN』の楽曲、『Voiceless Screaming』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

目次
『Voiceless Screaming』の全体概要
基本情報
| アーティスト | X JAPAN |
| 曲名 | Voiceless Screaming |
| 演奏時間 | 6:16 |
| 作詞 | TOSHI |
| 作曲 | TAIJI |
| 編曲 | X |
ToshlとTAIJIによる作品。
『Voiceless Screaming』収録アルバム
| アルバム名 | トラック# |
| Jealousy | 6 |
メジャー2ndオリジナルアルバム『Jealousy』の6曲目に収録。
※『Voiceless Screaming』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『X JAPAN』にとってイレギュラーな要素がふんだんに盛り込まれた楽曲、『Voiceless Screaming』。
まず印象的なのは、アコースティックギターをメインとしたその曲調でしょう。効果音的にストリングス等が少々使われていますが、ほとんどがアコースティックギターとボーカルのみという構成は『X JAPAN』の作品の中でイレギュラーと言って間違いではないはずです。
しかもこのアコースティックギターはベース担当のTAIJIが演奏しているそうです。当時の『X JAPAN』(当時という意味では、正確なバンド名は”X”ですが)にはPATAとHIDEの二人のギタリストがいたにも関わらず、アコースティックギターをメインに据えた本作『Voiceless Screaming』の演奏に参加していないというのは、バンドの構成と役割という視点から見てもイレギュラーでしょう。
そして、ドラムもピアノも使われていませんので、『X JAPAN』の顔であるあのYOSHIKIも演奏に参加していないはずです。
つまり、アコースティックギターを演奏しているTAIJIとボーカルのToshlの二人のみが参加した作品ということになります。うん、イレギュラー。
本作『Voiceless Screaming』、個性豊かな楽曲が揃ったアルバム『Jealousy』に収録されていますが、その中でもひと際異端な色どりを放つ存在です。
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『Voiceless Screaming』収録アルバムレビューリンク
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