“バンド”でも”アイドル”でもない“バンドル”という新しいジャンルで活動を始めた4人組グループ『ZONE』。
途中で本当に楽器を演奏し始めたため、いわゆる”ガールズバンド”になっていったわけですが、デビュー当時の”楽器を演奏するフリをして踊る”というバンドルスタイルは後年『ゴールデンボンバー』が開拓したエアーバンドの元祖だったのでは…と、今になって思います。
今回は、『ZONE』の楽曲、『僕の手紙』のレビューです。
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『僕の手紙』の全体概要
基本情報
アーティスト | ZONE |
曲名 | 僕の手紙 |
演奏時間 | 4:44 |
作詞 | 町田紀彦 |
作曲 | 町田紀彦 |
編曲 | 山原一浩 |
11thシングル。
最年長でリーダーを務めていたTAKAYOが在籍した最後のシングルになります。
『僕の手紙』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
N | 10 |
E 〜Complete A side Singles〜 (Disc 1) | 12 |
3rdオリジナルアルバム『N』の10曲目に収録。
※『僕の手紙』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
“渡せない手紙”、”片思い”、”夢”といったJ-POPのキラーテーマを詰め込んだ1曲、『僕の手紙』。
そんな豪華なテーマを据えていながら、”地味な楽曲”という印象が拭えない作品です…。何度も聴いて、やっとサビのメロディーが覚えられたといったレベル。
いや、”地味”だからといって即否定モードに入るわけではないです。
第一印象は地味であっても、何度か聴いているうちに深みにハマっていく、いわゆるスルメソングだってあるわけですから。スルメソングは私の大好物です。
ただ、本作『僕の手紙』にその”深み”があるかというと…私は見つけ出せませんでした。。。なんというか、引っかかるものが無いんですよね。。。
無難なテーマの歌詞と地味なメロディー。
決して耳障りな曲では無いんですけど、それ故に中毒性がないと言うか、言葉を選ばないで表現するなら、まさに”毒にも薬にもならぬ”というやつです。
…とはいえ、本作『僕の手紙』、J-POPの王道テーマというやつを盛り込んでいるわけですから、出会う時期によっては心に刺さるものがあったのかもしれません。
つまり、音楽というものに出会って日が浅い状態で本作『僕の手紙』を聴いたなら、”無難なテーマの歌詞”だなんて感じず、もっと素直に心を動かされた…そんな可能性は否定できないのかなと思います。
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