2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
ギラギラとした妖しい雰囲気はそのままに、復活後の彼らの楽曲には溢れんばかりの優しさを感じます。
離れ離れになっていた十数年という時間の中、『THE YELLOW MONKEY』というバンドが誕生した奇跡について、ある種悟りのようなものをメンバーたちが感じ取った結果なのかもしれませんね。
今回は、アルバム『9999』の9曲目、『Balloon Balloon』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

『Balloon Balloon』の全体概要
基本情報
| アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
| 曲名 | Balloon Balloon |
| 演奏時間 | 4:12 |
| 作詞 | 吉井和哉 |
| 作曲 | 吉井和哉 |
| 編曲 | THE YELLOW MONKEY |
『Balloon Balloon』収録アルバム
| アルバム名 | トラック# |
| 9999 | 9 |
オリジナルアルバム『9999』の9曲目に収録。
※『Balloon Balloon』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
アルバム『9999』収録曲の内、配信シングルなどの既出曲を除くと、純粋な新曲(いわゆるアルバム曲)というのはだいたい半数くらいでしょうか。
そんなアルバム曲の中で、個人的に一番惹かれたのが本作『Balloon Balloon』です。
本作『Balloon Balloon』を初めて聴いたとき、私は『The Rolling Stones』の『Paint It, Black』を思い出しました。
マイナー調バリバリなメロディーとか、迫るようなリズムの取り方とか、本作『Balloon Balloon』のかっこよさは『Paint It, Black』を聴いたときに感じたかっこよさに近いと感じたんですよね。
アルバム『9999』は洋楽のオマージュを感じる作品がいくつかあるので、もしかしたら本作『Balloon Balloon』にはイエモン側が意図的に『Paint It, Black』のエッセンスを取り入れているのかもしれません。
そして、本作『Balloon Balloon』、なんといっても「膨らんで…」のキャッチーなパートが耳に残ります。
曲が始まってから状況描写のような少々小難しい歌詞が続くので、”疾走感が気持ちいいけど、ちょっと覚えにくい曲かな…”なんて感じていたところ、まるでリスナーの心を読むかのようにこのキャッチーなフレーズが現れるんですよね。
この隙が無い展開には完全ノックアウトです。
「膨らんで…」のキャッチーなフレーズがあるおかげで、他の曲との区別は一発でつくようになります 笑。
バルン!バルン!
『Balloon Balloon』収録アルバムレビューリンク
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