キラキラしたかわいい女の子ではなく(失礼)、もっと素の女の子をシンプルなバンドサウンドで表現してきた『チャットモンチー』!
気づけば、数多く存在する部活動的雰囲気を持った現代ガールズバンドの元祖とも言える立ち位置になっています。
そんな『チャットモンチー』も、メンバー脱退を経てギターボーカルとベースの二人になり、すでにメジャーデビューから10年以上が経過しています。もはや、ガールズバンドという括りではおさまりきらないバンドなのではないでしょうか。
今回は、『チャットモンチー』のミニアルバム『chatmonchy has come』の2曲目、『DEMO、恋はサーカス』レビューです。
※『チャットモンチー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/チャットモンチー
『DEMO、恋はサーカス』の全体概要
基本情報
アーティスト | チャットモンチー |
曲名 | DEMO、恋はサーカス |
演奏時間 | 4:06 |
作詞 | 橋本絵莉子 & 福岡晃子 |
作曲 | 橋本絵莉子 |
編曲 | チャットモンチー |
二人が作詞に携わっているという珍しいパターン。
『DEMO、恋はサーカス』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
chatmonchy has come | 2 |
ミニアルバム『chatmonchy has come』の2曲目に収録されています。
※『DEMO、恋はサーカス』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『DEMO、恋はサーカス』、構成がおもしろい1曲です。
1番盛り上がる「あなたでは…」で始まる部分がサビだと思うんですけど、この箇所、曲中に一度しか出てきません。それでいて「あなたでは…」の箇所がキャッチーでとても耳に残ります。”こんなメロディーいくらでも量産できるから”とでも言わんばかりの使い方です。
普通なら、キャッチーなメロディーを大事にして曲中で何度も繰り返して聴かせようとしてしまいそうなんですけどね。
代わりに、「なんで…」で始まるBメロ相当の1フレーズが何度も繰り返し出てきます。こっちを繰り返す方がおもしろいって判断なんでしょうね。実際、『チャットモンチー』らしい歌詞とメロディーがピタッとハマっていて『DEMO、恋はサーカス』を個性的な曲に仕上げるための重要なエッセンスになっていると感じます。
あと、『DEMO、恋はサーカス』という曲名の由来が気になりますね。「DEMO」は”デモテープ”の「デモ」ではなく、”しかし”という意味の「でも」だと思うのですが、なぜローマ字表記にしたのでしょうか…。
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『DEMO、恋はサーカス』収録アルバムレビューリンク
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