伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。
カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。
『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。
今回は、個別楽曲『BLUE SKY COMPLEX』のレビューです。
※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide
目次
『BLUE SKY COMPLEX』の全体概要
基本情報
アーティスト | hide |
曲名 | BLUE SKY COMPLEX |
演奏時間 | 5:35 |
作詞 | hide |
作曲 | hide |
編曲 | hide |
『BLUE SKY COMPLEX』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
HIDE YOUR FACE | 11 |
オリジナルアルバム『HIDE YOUR FACE』の11曲目に収録。
※『BLUE SKY COMPLEX』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ビビッドな音色のシンセが印象的な1曲、『BLUE SKY COMPLEX』。
個人的にはこの音色に初期『B’z』を連想しました。かなり露骨な例ですが、例えば『LADY NAVIGATION』とか。
アルバム『HIDE YOUR FACE』がリリースされた90年代前半は派手なシンセの音が流行っていたのでしょうかね。
実際のところ、『hide』が派手なシンセを楽曲に取り入れるのは珍しいのですが、本作『BLUE SKY COMPLEX』は当時の流行りに乗っかってみたのかもしれません。
そんな耳当たりのいいアレンジが施されている中、『BLUE SKY COMPLEX(青空コンプレックス)』と名付けられている通り、割とインドア寄りな内容が歌われています。
無条件に礼賛されがちな太陽という存在ですが、それに対して”NO”を突き付けるという『hide』らしい皮肉が込められた歌詞ですね。特に「blue sky」と「ウルサイ」で韻を踏んでいる1番のAメロが、響き的にも皮肉的にも気持ちいいです。
“青空コンプレックス”とまでは言わないとしても、どちらかと言えば夜型かな…なんて思う方なら、本作『BLUE SKY COMPLEX』の内容に共感できるのではないでしょうか。
夜型だという自覚のある方は、是非お試しあれ。
Amazonで試聴できます。
『BLUE SKY COMPLEX』収録アルバムレビューリンク
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