個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】黒夢/ピストル

投稿日:

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。

メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカルの清春とベースの人時の二人で活動していくことになります。2010年の復活後もその体制は変わっていません。

今回は、『黒夢』の楽曲、『ピストル』のレビューです。

※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢

『ピストル』の全体概要

基本情報

アーティスト黒夢
曲名ピストル
演奏時間4:42
作詞清春
作曲清春
編曲黒夢 & 是永巧一

メジャー7thシングル。

『ピストル』収録アルバム

アルバム名トラック#
FAKE STAR〜I’M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER〜14
EMI 1994〜1998 BEST OR WORST 【SOFT DISK】11
黒夢シングルズ7
黒夢コンプリート・シングルズ (A-disc)7

オリジナルアルバム『FAKE STAR〜I’M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER〜』の14曲目に”FAKE STAR VERSION”にて収録。

※『ピストル』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

本作『ピストル』、物騒なタイトルがついていますが、決して攻撃性一辺倒な楽曲ではありません。

例えば、イントロ。ここには珍しくシンセサウンドががっつり使われています。このイントロのエレクトロな聴き心地が、タイトルほど物騒な内容を歌ってはいないことを教えてくれます。

個人的にですが、このエレクトロなイントロにRPGの戦闘曲という雰囲気を感じるんですよね。緊張感はありながらもさほど殺意に溢れていない旋律がRPGの戦闘曲を連想するのです。

さて、本作『ピストル』の歌詞ですが、”女性を落としたい/落とせない”というプレイボーイ的な内容になっています。これまでの『黒夢』のシングル楽曲にはないタイプのテーマながらも、清春のイメージに違和感のない内容だと思います。

そして、”女性を落とすための武器(男性としての魅力?)”を比喩したものがタイトルの『ピストル』なのです。

そういうわけで本作『ピストル』は決してギャング同士の抗争のような物騒な世界観を歌っているわけではないのです 笑。

Amazonで試聴できます。

『ピストル』収録アルバムレビューリンク

※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/Driver’s High

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】GLAY/生きてく強さ

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 『GLAY』の商業的全盛期はTAKUROがメインコンポーザーとしてシングルA面楽曲の全てを作詞作曲していましたが、2 …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/a silent letter

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】相対性理論/LOVEずっきゅん

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』! 実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。 メンバーの中ではボーカルの『やくしまるえつこ』がソロでも曲を出し …

【個別楽曲レビュー】GLAY/カナリヤ

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 シングル、アルバムともにミリオンヒットを連発し、商業的な成功という意味においては、『GLAY』のデビューをプロデュー …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。