ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。
1994年のメジャーデビュー後、順調にセールスを伸ばしていた中1999年に無期限の活動停止を発表。そしてその約10年後の2010年、活動が再開され現在に至ります。
ちなみに、1994年は『黒夢』の他に『GLAY』や『L’Arc〜en〜Ciel』がメジャーデビューを果たした年でもあります。
今回は、『黒夢』の楽曲、『feminism』のレビューです。
※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢
『feminism』の全体概要
基本情報
アーティスト | 黒夢 |
曲名 | feminism |
演奏時間 | 4:25 |
作詞 | 清春 |
作曲 | 人時 |
編曲 | 黒夢 & 佐久間正英 |
アルバム『feminism』と同名の楽曲。
『feminism』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
feminism | 3 |
アルバム『feminism』の3曲目に収録。
※『feminism』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
スピード感のあるビートと歌謡曲テイストの漂うメロディーの組み合わせが絶妙にかっこいい1曲『feminism』。
2000年代のヴィジュアル系ってこの手のタイプの楽曲(速いテンポと歌謡曲的メロディー)が多かったような気がしていますが、この楽曲が収録されているアルバムがリリースされたのはなんと1995年なんですよね。
『黒夢』サイドはどう思っているかわかりませんが、ヴィジュアル系の王道と呼ばれる作風を生み出したのはやはり『黒夢』なんだろうなと、本作『feminism』を聴いていて思います。
…ただ、残念ながら、『黒夢』はアルバム『feminism』以降、こういうテイストの楽曲をあまり作らなくなってしまいます。
もちろん、後々世に出るパンク路線の『黒夢』もかっこいいんですけどね。できたら、本作『feminism』のような『黒夢』も、もう少し聴いてみたかったな…なんて思います。
こんなに完成度の高い楽曲をこの路線で残しておきながら、次のアルバムではスパッと手放してしまうというのも、それはそれで『黒夢』らしいですが 笑。
あと、本作『feminism』の印象的なところはベースのかっこよさですね。
特に、Aメロで聴けるボーカルとベースの掛け合い、ここが最高!
スピード感のあるイントロから一転、パーカッションの手数が控えめになるAメロの中、ここぞとばかりにブリブリ言わすベースフレーズについつい耳が奪われてしまいます。必聴です!
Amazonで試聴できます。
『feminism』収録アルバムレビューリンク
※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢