2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
復活後も精力的に新作を発表してくれるのがとても嬉しいです。
テレビなんかでは、過去の名作を披露してくれることが時々ありますので、過去の作品を嗜みながら、新作をかじっていくのが、今のイエモンを聴く上での一つのスタイルなんでしょうかね。
今回は、アルバム『SICKS』の5曲目、『紫の空』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『紫の空』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | 紫の空 |
演奏時間 | 5:43 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
“紫”という言葉をロックバンドから聞くと、イギリスの『Deep Purple』というバンドを思い出します。しかし、本作が『Deep Purple』から何か引用しているのか、それとも何も関係がないのか…不明です。
『紫の空』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SICKS | 5 |
アルバム『SICKS』の5曲目に収録。
※『紫の空』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
インディーズアルバムの『Bunched Birth』に収録されていそうな、妖しい香りの漂う1曲、『紫の空』。
とは言え、メジャーデビューから6枚目のアルバム収録曲ということで、『Bunched Birth』に比べると、音も言葉もより洗練されているように感じます。
シングルカットするには大衆性が足りないんでしょうけど、非常に『THE YELLOW MONKEY』らしい楽曲だなって思います。乱暴な言葉に隠された本質的な優しさとか。
こういう、“女が途切れないけど哀しきロックンローラー風な曲”って、イエモンしか書けないですよね。少なくとも、日本のロックバンドでこういう曲が聴けるのはイエモン以外に知らないです。
モテる、モテないで悩んでるって次元じゃない。
モテるのは当然で、その次のステップ。そこで発生する悩みや苦悩は、吉井和哉じゃないと説得力を持った歌にならない気がします。
ポップな聴きやすさはないけどイエモンらしさ全開の『紫の空』、このタイプの曲にハマれるかどうかでアルバム『SICKS』が好きになれるかどうかが別れるのではないでしょうか。
もちろん、私は『紫の空』という曲も、『SICKS』というアルバムも好きです!
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『紫の空』収録アルバムレビューリンク
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