個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/紫の空

投稿日:2017年12月2日 更新日:

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!

復活後も精力的に新作を発表してくれるのがとても嬉しいです。

テレビなんかでは、過去の名作を披露してくれることが時々ありますので、過去の作品を嗜みながら、新作をかじっていくのが、今のイエモンを聴く上での一つのスタイルなんでしょうかね。

今回は、アルバム『SICKS』の5曲目、『紫の空』レビューです。

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

sunset

『紫の空』の全体概要

基本情報

アーティストTHE YELLOW MONKEY
曲名紫の空
演奏時間5:43
作詞吉井和哉
作曲吉井和哉
編曲THE YELLOW MONKEY

“紫”という言葉をロックバンドから聞くと、イギリスの『Deep Purple』というバンドを思い出します。しかし、本作が『Deep Purple』から何か引用しているのか、それとも何も関係がないのか…不明です。

『紫の空』収録アルバム

アルバム名トラック#
SICKS5

アルバム『SICKS』の5曲目に収録。

※『紫の空』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

インディーズアルバムの『Bunched Birth』に収録されていそうな、妖しい香りの漂う1曲、『紫の空』。

とは言え、メジャーデビューから6枚目のアルバム収録曲ということで、『Bunched Birth』に比べると、音も言葉もより洗練されているように感じます。

シングルカットするには大衆性が足りないんでしょうけど、非常に『THE YELLOW MONKEY』らしい楽曲だなって思います。乱暴な言葉に隠された本質的な優しさとか。

こういう、“女が途切れないけど哀しきロックンローラー風な曲”って、イエモンしか書けないですよね。少なくとも、日本のロックバンドでこういう曲が聴けるのはイエモン以外に知らないです。

モテる、モテないで悩んでるって次元じゃない

モテるのは当然で、その次のステップ。そこで発生する悩みや苦悩は、吉井和哉じゃないと説得力を持った歌にならない気がします。

ポップな聴きやすさはないけどイエモンらしさ全開の『紫の空』、このタイプの曲にハマれるかどうかでアルバム『SICKS』が好きになれるかどうかが別れるのではないでしょうか。

もちろん、私は『紫の空』という曲も、『SICKS』というアルバムも好きです!

Amazonで試聴できます。

『紫の空』収録アルバムレビューリンク

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/switch

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 1996年にデビューし、2016年に20周年を迎えました。 2000年前後ほどの派手なヒットはありませんが …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/DEAR FEELING

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 大人の魅力を増して帰ってきてくれましたね! これから出す新曲やアルバムがどんなものになるのか楽しみです。年齢的な深みが増すこと …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/Never Stop!

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/MASS GAME

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 このバンドが活躍していた90年代後半から00年代前半頃はまだ”中二病”という言 …

【個別楽曲レビュー】GLAY/HAPPY SWING

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春を …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。