2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。
以降、あまり良くないイメージを払拭しきれないところはありますが、おしゃれなサウンドに乗せたラップとキャッチーなサビを持つ、当バンドの楽曲の魅力は色褪せません。
いつかもう一度、年末の晴れ舞台へ立つことはできるのか…!?
今回は、『ユレルカレル』の個別楽曲レビューです。
※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。
『ユレルカレル』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゲスの極み乙女。 |
曲名 | ユレルカレル |
演奏時間 | 4:39 |
作詞 | 川谷絵音 |
作曲 | 川谷絵音 |
編曲 | ? |
演奏時間は5分にも届かない程度ですが、ミニアルバム『みんなノーマル』収録曲の中では最も演奏時間の長い1曲。
『ユレルカレル』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
みんなノーマル | 6 |
『ゲスの極み乙女。』メジャー1stミニアルバム(インディーズも含めると3rdミニアルバム)『みんなノーマル』の6曲目に収録。
本作『ユレルカレル』が『みんなノーマル』の最終トラックになります。
※『ユレルカレル』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『ユレルカレル』が収録されているアルバム『みんなノーマル』は、アルバム名から察することができるように、周囲に対して“おまえら普通だな”というニュアンスの、ケンカ腰な曲が多く収録されています。
そんな中、本作『ユレルカレル』は割と内省的な曲になっており、アルバムの最終トラックにて少しばかり牙の抜けたセンチメンタルな『ゲスの極み乙女。』を感じることができます。
曲調の方もセンチメンタルな雰囲気を醸し出すピアノのイントロから始まり、ドぎつい電子音もありません。サビはわかりやすくリズム隊が動き回りますが、センチメンタルな雰囲気を壊すことない程度のバランス。
“アルバム中の他の楽曲でちょっと周囲をディスりすぎたかな”という思いもこめて、こういった内省的な楽曲を最終トラックに配置しているんですかね。そうだとしたら、なかなかおもしろいバランス感覚です。
アルバム名の『みんなノーマル』の”みんな”というワードには実は自分自身も含まれており、結局自分も所詮はノーマル群の一員でした、なんてオチを演出しているのかもしれません。
…考えすぎですか 笑。
しかし、『ユレルカレル』のボーカルパートは半分以上が”語り”になっている感じですね。ラップと言えばそう分類することもできるかもしれませんが、私の感覚では、これはもう語りです 笑。
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『ユレルカレル』収録アルバムレビューリンク
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