日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『Perfect Blue』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『Perfect Blue』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | Perfect Blue |
演奏時間 | 3:48 |
作詞 | tetsu |
作曲 | tetsu |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
ベース担当のtetsu(現tetsuya)が作曲だけでなく作詞も務めた楽曲。
アルバム『ark』の中では、インスト曲の『Larva』を含めて本作『Perfect Blue』が最も演奏時間の短い楽曲になります。
『Perfect Blue』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ark | 8 |
オリジナルアルバム『ark』の8曲目に収録。
※『Perfect Blue』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ハワイアンな香り漂う1曲『Perfect Blue』。
イントロ一発目から聴こえるのは、フラダンスを想起させるようなサウンド。
確かに”これぞハワイ”という感じですが、ステレオタイプ的なハワイのイメージとも言えそうです。”和テイスト”といって尺八と琴の音を鳴らすような、そんな直接的な表現という感じ。
少なくとも、『Perfect Blue』が放つハワイの香りは、インスタ映えする動画のBGMに使えそうな、そんなスタイリッシュなハワイ系の雰囲気ではないです 笑。
ただ、ラルクもおしゃれなハワイアンソングを作ろうと思って本作『Perfect Blue』に取り組んだわけじゃないと思うんです。”アルバムの中にこんなテイストの曲があったらおもしろいかも”という考えで出来上がったのが『Perfect Blue』なんじゃないかな、と。
それでもすごいのは、こんなコテコテのハワイアンな雰囲気漂う楽曲であっても、hydeのボーカルがしっくりハマっているところですね。
この路線の楽曲は以後出てきていませんが、hydeのボーカルの可能性を一つ広げたという意味で、『Perfect Blue』は評価されてもいいのではと思います。
歌詞の方はラルクのファンに対する一種の皮肉とも言える内容。
攻撃的ともとれるこの歌詞を、ハワイの香りでちょっと柔らかく味付けしてる感じでしょうかね。もちろん、”南国への逃避”というこの曲のオチともかかっていると思いますが。
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『Perfect Blue』収録アルバムレビューリンク
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