個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/Perfect Blue

投稿日:2018年1月4日 更新日:

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!

かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。

今回は『Perfect Blue』の個別楽曲レビューです。

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

hawaii

『Perfect Blue』の全体概要

基本情報

アーティストL’Arc〜en〜Ciel
曲名Perfect Blue
演奏時間3:48
作詞tetsu
作曲tetsu
編曲L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano

ベース担当のtetsu(現tetsuya)が作曲だけでなく作詞も務めた楽曲。

アルバム『ark』の中では、インスト曲の『Larva』を含めて本作『Perfect Blue』が最も演奏時間の短い楽曲になります。

『Perfect Blue』収録アルバム

アルバム名トラック#
ark8

オリジナルアルバム『ark』の8曲目に収録。

※『Perfect Blue』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

ハワイアンな香り漂う1曲『Perfect Blue』。

イントロ一発目から聴こえるのは、フラダンスを想起させるようなサウンド。

確かに”これぞハワイ”という感じですが、ステレオタイプ的なハワイのイメージとも言えそうです。”和テイスト”といって尺八と琴の音を鳴らすような、そんな直接的な表現という感じ。

少なくとも、『Perfect Blue』が放つハワイの香りは、インスタ映えする動画のBGMに使えそうな、そんなスタイリッシュなハワイ系の雰囲気ではないです 笑。

ただ、ラルクもおしゃれなハワイアンソングを作ろうと思って本作『Perfect Blue』に取り組んだわけじゃないと思うんです。”アルバムの中にこんなテイストの曲があったらおもしろいかも”という考えで出来上がったのが『Perfect Blue』なんじゃないかな、と。

それでもすごいのは、こんなコテコテのハワイアンな雰囲気漂う楽曲であっても、hydeのボーカルがしっくりハマっているところですね。

この路線の楽曲は以後出てきていませんが、hydeのボーカルの可能性を一つ広げたという意味で、『Perfect Blue』は評価されてもいいのではと思います。

歌詞の方はラルクのファンに対する一種の皮肉とも言える内容。

攻撃的ともとれるこの歌詞を、ハワイの香りでちょっと柔らかく味付けしてる感じでしょうかね。もちろん、”南国への逃避”というこの曲のオチともかかっていると思いますが。

Amazonで試聴できます。

『Perfect Blue』収録アルバムレビューリンク

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/ノーマルアタマ

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。 以降、あまり良くないイ …

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/パトス

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。 エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。 このまま『 …

【個別楽曲レビュー】GLAY/カナリヤ

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 シングル、アルバムともにミリオンヒットを連発し、商業的な成功という意味においては、『GLAY』のデビューをプロデュー …

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/pray

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。 女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。 丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET …

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/もう会えなくなるなんて

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。 エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。 このまま『 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。