日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
2007年の再結成は衝撃的な出来事でしたが、それから10年以上経つものの、オリジナルアルバムが1枚もリリースされないのがもどかしくもあり、『X JAPAN』らしくもある、そんな気持ちです 笑。
今回は、『X JAPAN』の楽曲、『DAHLIA』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN
『DAHLIA』の全体概要
基本情報
アーティスト | X JAPAN |
曲名 | DAHLIA |
演奏時間 | 8:01 |
作詞 | YOSHIKI |
作曲 | YOSHIKI |
編曲 | X JAPAN |
メジャーデビュー後の11thシングル。
曲名は見慣れない単語が使われていますが、読みは”ダリア”。花の名前の一つです。
『DAHLIA』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
DAHLIA | 1 |
Singles 〜Atlantic Years〜 | 5 |
PERFECT BEST (Disc 1) | 12 |
X JAPAN BEST 〜FAN’S SELECTION〜 (Disc-2) | 1 |
THE WORLD 〜X JAPAN 初の全世界ベスト〜 (DISC 2) | 8 |
この楽曲と同名のメジャー3rdオリジナルアルバム『DAHLIA』の1曲目に収録。
※『DAHLIA』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ヴィジュアル系のモチーフと言えば、薔薇を連想しますよね。
ナルシスティックで耽美的な薔薇のイメージが、ヴィジュアル系のそれとリンクするというのもありますし、元祖ヴィジュアル系バンドの『X JAPAN』がCDジャケットやMVで薔薇の花を多用していたのも大きな影響を与えているものと思われます。
そう、その『X JAPAN』ですが、薔薇ではない別の花の名前を付けた楽曲があるんです。
それが本作『DAHLIA』。
手数の多いドラムとズクズク刻むギターで織りなすハイスピードなサウンドの上に、伸びやかで美しい歌メロが乗っかった作品です。
『X JAPAN』のハイスピードな楽曲と言えば『紅』や『Silent Jealousy』が有名で、本作『DAHLIA』はそこまでの知名度はありませんが、完成度はそれらに劣らず、素晴らしく高いです。
『紅』や『Silent Jealousy』のように、静かなオープニングから攻撃的な演奏へガラッと変わる演出もかっこいいんですが、本作『DAHLIA』のように、初っ端から攻撃的なのもいいですよね。
演奏時間は約8分と相変わらずの長尺ですが、本作『DAHLIA』を聴いていると一瞬に感じられます。
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『DAHLIA』収録アルバムレビューリンク
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