2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を打ち出したのは、このバンドではないでしょうか。『X JAPAN』と並び、後輩バンドへ大きな影響を与えたヴィジュアル系バンドの大御所です。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『LOVELESS』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
『LOVELESS』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | LOVELESS |
演奏時間 | 5:37 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
『LOVELESS』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
MOTHER | 1 |
PERIOD 〜THE BEST SELECTION〜 | 10 |
LUNA SEA COMPLETE BEST (Disc 2) | 1 |
LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE- (DISC 1) | 1 |
オリジナルアルバム『MOTHER』の1曲目に収録。
非シングル曲でありながら、いくつものベストアルバムに収録されています。また、多くの作品で1曲目を担っていることもわかります。
※『LOVELESS』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『LUNA SEA』のオリジナルアルバムの中で最も評価の高いと言われる『MOTHER』。そのファーストトラックを務めるのが本作『LOVELESS』。
アルバムの1曲目って、他の楽曲よりもイントロの重要性が大きいですよね。結局、アルバム1曲目のイントロがアルバム全体のイントロになるわけですから。1曲目のイントロがアルバム1枚の印象を左右すると言っても過言ではないくらいです。
そういう意味では、本作『LOVELESS』のイントロは『MOTHER』というアルバムが素晴らしいものであることを予感させる、完璧な作りになっています。
ギター→ドラム→ベースの順に楽器が加わっていき、少しずつ全体の音像を作り上げていくのですが、リズム隊が加わるごとにグルーヴの質がグングン上がっていくんですよね。
ギターのアルペジオが流れる中にバスドラムが入ってくるところでテンションあがりますし、スネア連打の後のベースの入りなんて、身体が勝手に動きそうになるほどです。
こんなにもイントロに力を注いでいるのに、ギターソロが無いというのは『LUNA SEA』の楽曲にしては珍しいです。
私個人はSUGIZOのギターソロに『LUNA SEA』の楽曲の魅力を感じている部分が大きいのですが、ギターソロの無い『LOVELESS』に対して全く不満はありません。それくらい、楽曲の至る所にかっこよさが詰め込まれているのでしょうね。
例えば、流星のように入って来るBメロのカッティングはご飯3杯いけるくらいかっこいいです 笑。
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